荒平山(あらひらやま)福岡県福岡市

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2014年11月24日の油山・荒平山の登山記を見る

2014年10月7日

林道終点 →0:20→ 山頂 →0:17→ 林道終点

全歩行時間 0時間37分

登山行程図(地図をクリックすると拡大)

 福岡県の山歩きを続けている。午前中に福岡市にそびえる叶岳、高地山、高祖山の周回を終え、次は同じく福岡市にそびえる荒平山へ向かう。

麓から眺める荒平山 早良平尾交差点を左折

 福岡市街から国道202号を西へ進み、荒江交差点を左折、国道263号の早良街道に入る。しばらく国道を進み、福岡市早良区にある福岡市立入部小学校の前に着く。この入部小学校付近、または国道沿いの早良南郵便局前を登山口へ向かう起点とすれば、約1.1km南下し、早良平尾交差点を左折する。

谷交差点を通過(クリックで拡大) 次の交差点を左折
変則交差点を左折 林道城ノ原線に入る

 やがて現れる谷バス停を過ごし、早良平尾交差点から約2.2km進んだ所にある交差点手前の分岐を左折する。すぐに現れる変則交差点は北へ進路を採り、この先に続く一本道を辿ると、間もなく林道城ノ原線に入る。この林道終点へ向かう途中の右には、荒平城主小田部鎮元自刃之地の石柱が建立されていた。

荒平城主小田部鎮元自刃之地の石柱と供養塔

 石柱の奥には供養塔も建立されていたが、文字は漢文なので判読することはできなかった。さて、舗装された林道を1.1km程度進むと林道終点に到着、この付近には数台の駐車スペースが用意されていた。

林道終点登山口(クリックで拡大) 植林帯の下を進む

 林道終点を出発し、登山を開始。登山口にはふるさと早良会、安楽平城跡、二の丸、本丸、三の丸へ30分〜35分と案内されていた。登山道に入れば明確な道が続いており、左には清流が流れている。沢音を聞きながらのどかな山歩きを続け、周囲を注意して眺めていると植林帯の中にいることがわかった。

19番、18番鉄塔の案内 分岐を左折

  木漏れ日を浴びながらのんびり歩き、間もなく九州電力の19番、18番鉄塔の案内を過ごす。従って現在歩いている道は鉄塔巡視路と言うことがわかる。登山道に入り5分で直進方向と左方向への分岐となる。直進方向は油山への直登道なので左の荒平山へ向かう道を採る。なお、この方向には19番鉄塔への巡視路案内があるので目印となる。

19番鉄塔への巡視路案内 ジグザクに高度を上げる

 植林帯の下、ジグザグを描きながら高度を上げていると、左に大岩を過ごす。足下には巡視路でよく見かけるプラスチック階段が置かれているのでとても歩きやすい。明るい道を進み、尾根へ着くと進路は右方向へ変わる。尾根道には荒平山への案内が立っており、進路を間違えることはない。

大岩とプラスチック階段 尾根を右折(クリックで拡大)

 岩の間につけられた道に向かえば、少し急な傾斜に補助のロープが渡されている。慎重に足場を選びながら急斜面を登るとすぐに平坦な山頂へ到着した。登山時間わずか20分程度で山頂到着だが、周囲の木々の背が高く、展望を得ることはできない。

急傾斜を登る 安楽平城跡の山頂

 四等三角点の置かれた山頂には安楽平城跡の案内が立ち、この城は寛正13年(1462)に周防・長門国の守護大名であった大内政弘の家臣飯田幸松丸により築城されたこと、天文22年(1553)豊後の戦国大名大友宗麟の配下にあった小田部鎮元が城主となり、早良一帯を治めていたが、天正7年(1569)に肥前の龍造寺隆信に攻められて落城焼失したことなどが書かれている。

山頂の大岩 広い山頂

 なお、林道終点手前の石柱にある小田部鎮元自刃之地はこの落城の際の出来事であろう。山頂には油山方面からの登山者が休憩していた。ここで時刻は午後1時40分、油山を往復しての登山口到着時刻を予測すると午後4時前となる。本日は午後6時半よりレセプションがあるため、温泉で汗を流したりする時間が必要となる。そこで、無理をするのはやめて本日はこの荒平山で登山を終了することにした。

荒平山と油山(クリックで拡大)

 元来た道を引き返し、登山口まで戻って近くの「湧水仙谷の郷」へ行き汗を流した。その後本日登り残した油山のもう一方の登山口である「油山市民の森」へ下見に行った。ところがこの公園の開園時間は、午前9時から午後4時半まで、登山をするには制約がありすぎることがわかった。

荒平城主小田部鎮元自刃之地の石柱

山頂の案内

山頂広場

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 次の山 背振山 を見る

歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 福岡県福岡市 荒平山 登山口付近のMAP

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