天井ヶ岳(てんじょうがだけ) 山口県下関市

2004年11月18日(日曜日)

天井ヶ岳 112回目 131座目 山口県の100山では75番目

登山口 豊田町・油谷町境界

ガイド本 中島篤巳著 山口県百名山(発行所 葦書房)

登山開始 13:36 山頂到着 14:30 下山開始 14:52 下山終了 15:24

登山時間 0:54  山頂滞在時間 0:22 下山時間 0:32

所要時間数 1:48

 雨乞岳に引き続き一位ヶ岳・天井ヶ岳鞍部の垰に向かった。天井ヶ岳の登山口は以前一位ヶ岳に登った際に確認しているのですぐに分かった。遠くから天井ヶ岳を眺めるとなだらかな坂の印象を持っていたが、最初から急な斜面が続きよく滑る。以前華山で出会った登山者に天井ヶ岳の事を聞いたら展望が悪いと話していた事を思い出しながら登る。

豊田町・油谷町の町境 登山口より入る
登山道は明確 鹿除けの網

 この付近は鹿の被害が深刻らしく鹿除けの網が設置してあり、急斜面ではロープ代わりになっており助かった。途中一ヶ所ほど一位ヶ岳が木の間越しに綺麗に見える場所があり一息ついた。ここはピーク561の中間地点にあり、ここからピーク561までも急斜面でよく滑る。

別ルートからの登山口と合流 木の間越しに一位ヶ岳
ロープの渡された道 ピーク561に到着

 途中の展望は一切無く、苦労しながら高度を稼ぐため周囲の景色でいやされるという感覚は一切望めなかった。従ってピーク561に着いた時には息が上がり用意していた酸素を取り出して吸い込んだ。やはり酸素の力は絶大であっという間に元気になった。ただ、これは気分的なものかも知れない。

木の間越しに山頂を見る 一旦坂を下る

 しばらくの休憩の後頂上をめざす。一旦ピーク561から急斜面を駆け下りて再度山頂に向かって登り返す事となる。、坂を降りる時にはロープを使っても滑り落ちる状態であり、実際に二回滑った。

急な坂を登り返す なだらかな坂に変わる

 登り返しの道はいかにも登山道らしい道で台風被害により倒木ばかりをみてきた最近の登山道から考えると、この道こそまともな登山道という感じがした。周囲はやはり暗く坂も急になり展望が開けないまま頂上まで残り10分の場所まで着いて一息入れた。

快適な登山道を進む 山頂まで残り10分の標識

 坂が急で展望もないという事は途中での休憩がおろそかになり、結果として息が上がってしまうという悪循環なのであろう等と考えながら先を急ぐ。だんだん先が明るくなり、いきなり天井ヶ岳山頂に到着、早速酸素吸入となった。頂上は広く一等三角点が鎮座していた。

天井ヶ岳山頂 山頂三角点
向津具半島の展望 白滝山方面

山頂風景

 山頂からの展望は向津具半島の先の油谷島と半島をつなぐ道がよく見えた。向津具半島の先の油谷島の展望はすばらしい景色であり、この景色を見ることができただけでも登った価値があった。この山に登らないと見えない風景というものがあるようで、改めて天井ヶ岳に登って良かったと思った。

広い天井ヶ岳山頂

 しばらく山頂にて景色を堪能して下山を開始した。下山に際しては坂が改めて急である事を再認識する事となり、天井ヶ岳は滑る山という印象が残った。ピーク561への登り返しはやはりきつく息が上がった。また、ピーク561からの下りにも往生した。

ピーク561を下りる 一位ヶ岳を眺める

 急な坂を下るための練習と思いながら滑らないように慎重に下山した。山頂までの登山時間54分に対して下山時間は32分ということからも急な斜面という事が言える。

 下山時刻は15時24分、夏場であればもう一山という事になるが日が短くなっているので俵山温泉に入り帰る事にした。以前町の湯に入っているので今日は川の湯に入った。1号浴槽と2号浴槽とがあり1号浴槽は100%源泉かけ流しであり2号浴槽は一部循環式という事だった。単純アルカリ温泉のヌルヌルが印象的でありしばらく汗を流して帰った。

樹林の中を進む

天井ヶ岳山頂

山頂三角点

向津具半島

一位ヶ岳を眺める

 前の山 雨乞岳 を見る

 次の山 千坊山 を見る

登山口周辺の地図はこちら 天井ヶ岳 登山口付近のMAP

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