岳山(だけやま)広島県府中市 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2008年9月23日 岳山 林道登山口 →0:15→ 林道終点 →0:30→ ピークの大岩 →0:15→ ぬすっと岩分岐(ぬすっと岩往復) →0:10→ 岳山山頂 →0:10→ 展望台 →0:20→ 前岳山頂 →0:10→ 最初の展望岩 →0:25→ 登山口 全歩行時間 2時間 15分 今回は岩の美しい広島県府中市斗升町の岳山に向かう。山陽自動車道河内インターを下り、国道432号を北上、白竜湖が見えてくると三原市大和町に入る。更に世羅町を抜け、府中市上下町に入り、JR福塩線の備後矢野駅の約1km先にある矢多田交差点手前を右折、そのまま道なりに進み斗升町に向かう。
左手に八十八ヶ所のお地蔵様を2つ過ごすと斗升町に入り、右側を注意しながら進むと斗升バス停手前に「岳山登山口、海抜738m大自然の景観、岩海(奇岩・巨岩)、ハイキングコース」の標識が立っている。
標識に従って県道を右折し、橋を渡り道なりに進むと右手に六社神社の鳥居を見る。そのまま六社神社へ向かって右折するとすぐに六社神社に着く。岳山の登山口へは神社の手前を左折するのだが、まずば登山の無事を祈願する。この六社神社の祭神は伊邪那岐神・速玉之男神・大事忍男神・衝立船戸神・八衢比古神・八衢比売神の六神、旧称は亀山六社権現との事である。
神社の手前を標識に従って左折するとすぐ左手に小さな祠を過ごす。更に舗装路を進めば林道岳山線に入り、間もなく保安林標識先の左手に岳山の登山口標識を見つけた。林道の広くなっている場所に車を置き登山準備の後出発する。
岳山の標識を過ごすとすぐ左手に前岳へ続く道を見る。今回は周回道を採るので、この道から一周回りで帰ることになる。もう少し進むと明るい場所に出るが周囲に展望を得ることは出来ない。
この先よく踏まれた坂道を進んで行く。先行者は居ないようで蜘蛛の巣が行く手を邪魔しており、木切れを持って蜘蛛の巣を払いながら進む。周囲は植林帯となり歩きやすい道が続いている。と、突然前方が開け林道終点に着いた。
林道終点まで舗装路が続いているので、往復登山の場合には林道終点に車を置く方が登山時間を短縮することができそうだ。林道の横に付けられた道を登り再び山道に入る。周囲に大岩を眺めながら植林帯を登ると、途中で美しい花を眺め、すぐに小さな沢を越える。
要所には岳山登山道の標識が置かれているのでとても励みになるし、道を間違えることもない。大岩の箇所を過ごすとロープの渡された急登となり、ロープの助けを借りながら一気に高度を上げるとまもなく小さなピークに着く。
ピークには大きな岩があり、岩の手前には小学校の登頂記念碑が立っている。このピークで登山道は左に向き、少し下りると大きなばさん箱岩(六部岩)に着く。大きな岩にびっくり、しばらく下から大きな岩を眺めていたがこの岩、登れるかもしれないと思い、岩をよじ登っていると足が吊ってしまった。
岩の上から反対側を眺めると向かいの植林帯しか見えず、足を痛めただけだった。はさん箱岩を出発、鞍部まで下りて少し登り返す。右手には白い岩の点在する樹林の伐採された場所を見る。笹の茂る場所を通過するとぬすっと岩の分岐に到着、分岐を右折しぬすっと岩に向かって下りて行く。
急な斜面を下りて行けばすぐにぬすっと岩の上に着き、更に急な斜面につけられたロープを掴みながら下りると、大きなぬすっと岩の前に着いた。大岩が寄りかかったような岩の下には空間があり、中に入るとそのまま反対側に抜けることが出来る。
ぬすっと岩 しばらく大岩を眺めた後ぬすっと岩を出発、先程の分岐まで戻って山頂へ向かう。分岐から数分で広く平坦な山頂に到着、但し山頂からの展望はほとんど無く、木の間越しに北西方向がすこし見える程度だ。
丁度昼になったので木陰の下にて地図を広げ、位置関係を確認しながら昼食を摂る。昼食後すぐに山頂を出発、周回するため南へと進んで行く。すぐに分岐があり、展望台・前岳・御山Cコースの標識に従って左の道へと向かう。
この先緩やかな坂を下りて行くと大岩の並んだ展望台に着く。展望台の上から西に広がる山々の展望を眺めていると、南に美しい形の山を眺めることが出来た。展望を楽しんだ後、展望台を出発、狭い岩の間を抜けて下りて行く。
展望台から眺める山並み すぐに分岐が現れ、前岳方面と御山Cコースに道が分かれるので前岳方面に向かって左の道を採る。この先植林帯の中、周囲に点在する大岩を眺めながら緩やかな斜面を登って行けば、分岐から15分で四等三角点の前岳に到着、但し展望は無い。
笹を抜けると前岳四等三角点 この先に大岩があり、岩の上に立つと絶壁にいるような錯覚に陥る。高度差のある岩の上に立っても周囲の樹林の背が高いため展望は全くない。前岳を出発、いよいよ周回の最終段階となる。
笹の茂る登山道を踏み跡に従って下りて行くと単独行の女性と遭遇、お互いにこの先蜘蛛の巣に悩まされずに済みそうだと安心する。大きな岩を眺めながら進むと前岳から10分足らずで展望の広がる岩の上に出た。
本日初めての展望に感激、しばらく岩の上から周囲を眺める。斗升地区から御山地区に続く展望は素晴らしい。展望岩を出発するとすぐに次の展望地に着く。眼下には何も遮るものの無い斗升地区の展望が更に美しい。本日一番の展望をゆっくりと観賞、ようやく今居る位置が分かってきた。 次の展望岩 本日一番の展望 眼下に広がる展望に満足したので展望地を出発、いよいよ急な斜面を下りて行く。ロープの渡された急斜面を滑らないよう慎重に下りる。足場が狭く、滑りやすい土質なのでますます慎重になる。 ロープの渡された急斜面 大岩横の一番の難所を通過すれば急な斜面をジグザグに下りる。植林帯を下りて行けば、218と彫られた石杭にて左に分岐が現れるがそのまま真っ直ぐ下りて行くことにした。
道はますます急斜面となり、慎重に下りると平坦地に到着、赤いテープには急登40分と書かれていた。この先赤いテープに導かれ、沢を越えて踏み跡を探しながら進む。いったい自分がどの位置にいるのか分からないまま下りて行くと分岐に着き、この分岐を下るとすぐに沢を渡り、登山時に過ごした岳山の標識に到着、一周回りの山歩きは無事終了した。
車に着いてびっくり、助手席側の窓が全開となっていた。以前、ドアを開けたまま出発したこともあったので、今回はまだマシの部類である。登山口を出発、県道沿いに乳地蔵、八十八箇所の地蔵尊を眺めて水永地区に入り、水永バス停にて寄り道をする。
水永バス停側には岳山登山口、水永コースの標識が立ち、ここからは1時間半で山頂に着くそうだ。ばさん箱岩・ぬすっと岩など奇岩巨岩が多く、展望も素晴らしい岳山はとても印象に残る山である。 水永バス停側の水永コース登山口 登山途中で見た花など
前岳 植林帯の大岩 ピークの岩 はさん箱岩(六部岩) ぬすっと岩 ぬすっと岩散策(動画) 大きな展望岩 眼下に広がる展望(動画) 斗升町の展望 前の山 岩伏山 を見る 次の 篁山 を見る 登山口周辺の地図はこちら 広島県府中市 岳山 登山口付近のMAP |