大見山(おおみやま) 山口県周防大島町 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2005年3月27日(日曜日) 大見山 136回目 159座目 登山口 和田集落峠 ガイド本 無し 登山開始 9:56 山頂到着 11:09 下山開始 11:37 下山終了 12:30 登山時間 1:13 山頂滞在時間 0:28 下山時間 0:53 所要時間数 2:34 天気予報では午後から雨が降るというので近場の低い山を選定、周防大島の大見山を目指す。既に文殊山・嘉納山・源明山・嵩山・白木山と大島の山を登りきり、残りは東和町の大見山と油宇の嶽山をと思い出発する。大島大橋を渡り左折して逗子が浜海岸を目指す。東和町の道の駅の手前で活魚の即売会をしていたが、目指す魚がなかったのでそのまま先を行く。東和町に入り和田集落を過ぎ、海岸線を行くと立派な筏八幡宮を見つけたので本日の登山の無事を祈願した。八幡宮の入口には東和町出身の作詞家、星野哲朗氏のなみだ船の歌碑が建立してあった。筏八幡宮は修復直後なのかとても綺麗だった。寄進者の中にも星野哲朗氏を見つけた。
筏八幡宮を後にして逗子ヶ浜海岸を抜けているとどうも大見山の位置が分からなくなってきたので、和田集落に引き返し集落の中をうろうろしたが、登山口が見つからない。島の南側に抜ける道を進むと峠に出た。峠からの尾根道を歩けば大見山に到着するはずだと地図のみを持って出発することにした。
峠の横に駐車するスペースがあったので車を置き、お地蔵様が三人並んでいるすぐ上のコンクリート道を登り、山道に向かう。意外にも作業道らしき道があるので道なりに進んで行く。安心したのもつかの間ですぐに藪道を歩くことになった。鎌を手に持ちツタや邪魔な枝を伐採しながら進む。少し進むと緩やかな坂の途中に丸い石が三つ並んでいた。今日の山歩きはとにかく尾根を外さない事を心がけて進む。
出発から10分で青いペンキを発見、少し安心する。このあたりは木の間を縫って行くように進み、和田の集落を木の間越しに少しかいま見ることができた。なおも進むと竹藪となり歩くのに難渋する。藪はだんだんきつくなり、倒木も多くなってきたので歩く速度が極端に遅くなる。右へ左へ迂回しながら藪を進んで行く。少し先が明るくなったと期待してもすぐに藪に期待を裏切られる。自分がどこにいるのか分からないがとにかく尾根を外さないようにと進む。
出発から30分でよく見る赤いテープを発見、尾根を外していないと確信する。向かって左方面に展望の利きそうな大岩を見つけ岩の上に立つ。展望の岩からは西方面の景色がやはり木の間越しに少し見えた。前に竹藪を見て難渋することを予測したが、意外にもその先に木を広く伐採した場所に到着した。
南方面に開けた伐採地から四国方面を展望する。海は凪で海面が美しいが、四国方面は少しかすんでおり四国の山の稜線が確認できる程度だった。登山途中で初めての展望なので疲れを忘れる。ここまで出発から40分程度の行程だった。 四国方面の展望は霞んでいる 伐採地を後にして再び藪に入る。すぐに大きな岩を見て、その先の倒木を迂回して行くとその先には雑草とツタと倒木により道を塞がれた壁のような藪が待っていた。腹這いになって藪を抜けると平坦な場所があった。ここには不思議なタケノコのようなものが生えていた。ここらあたりが最高点になるのではと三角点を探したが見つからず、尾根を歩いて行くと少し降りて行く感じがした。しかも降りて行く先が猛烈な竹藪であり、少しひるむ。ここで弱気の虫が騒ぎ出し、、もう山頂を越してしまったのではないかと不安になったがもう少し先を進むことにした。
大藪を越えて行くと明確なる赤いテープを発見、もう大丈夫だと確信した。赤いテープに導かれて緩やかに坂を登って行く。ようやく安心して歩くことができた。少し坂が急になり確実に山頂に近づいていることが分かる。 歩きやすい道を進んで行くと突然大見山山頂に到着した。ここは一等三角点と書いてあり、大きな三角点が立っていた。三角点の大きさは一等三角点と三等三角点とでは違うのだろうかと思うほどここの三角点は大きい。須佐の高山の一等三角点と同じくらい大きい。 大見山山頂標識と三角点
山頂からの展望は全くなく、あちこちを歩いてみようと言う気にもならない。午後からは確実に雨が降るというので早めの昼食を取る。本日はおむすびを頬張る。コーヒーを飲むためにお湯を沸かす時間の余裕がないため急いで下山を開始する。もう田布施では雨が降っているという連絡があったので急いで下山する。急ぐと躓くのは当たり前で二回転んでしまった。その後は焦ってもしょうがないと諦め、ようやくゆっくり歩く。下り坂なので滑る箇所もあるが帰りは赤いテープを見ながら安心して戻る。
藪の道と思っていたが少し位置をずらせばちゃんとした道があることが分かった。だんだん雨が降ってきて、山頂から25分で伐採地に到着した。沖を見ると四国が大きい。くっきり、はっきりと海の上に浮かんでおり、雨は降っているがとても綺麗な姿をしている。本日難渋したご褒美に四国の綺麗な展望を見ることができたようだ。 伐採地より四国方面の展望 伐採地を後にして急な藪の坂道を下ってゆく。尾根を外さないように気をつけながら降りて行くとようやく見覚えのある反対側の山が見えてきた。
雨の中。急な藪の坂を下りてゆくとようやく車道に降りることができた。降りたところは出発点から少し下ったところで車道をゆっくり登り返して出発点に戻った。終始藪の道を歩いたため、普段の登山とは比較できないくらい神経を使ったようでとても疲れた。家に帰る途中に東和町の道の駅でカキを買って帰った。
筏神社
展望岩
往路 四国は霞んでいた
丸岩
山頂
伐採地 復路 四国が見えた 四国が近い 伐採地を出発 前の山 根笠山 を見る 次の山 岩国市 物見ヶ岳 を見る 登山口周辺の地図はこちら 周防大島町 大見山 登山口付近のMAP トップに戻る |