桜山(さくらやま)山口県美祢市

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2013年1月6日

涼木峠登山口 →0:35→ 車道出合 →0:10→ 鳥羽山 →0:35→ 三角点

 →0:15→ 展望台 →0:15→ 南原寺本堂 →0:13→ 岩不動 →0:12→ 角谷峠

全歩行時間 2時間15分

登山行程図(地図をクリックすると拡大)

 山口県美祢市の山歩き、伊佐大峰山登山の次は、涼木峠コースを採り桜山へ向かう。登山の起点を美祢インターとすれば、インター出口から県道435号を西へ約1.4kmへ進み、北川交差点を左折、県道37号を南へ向かう。やがてヘアピンカーブを慎重に抜け、涼木峠の手前に到着する。

北川交差点を左折 涼木峠コース登山口

 ここで、左側に中国自動道を見下ろし、カーブミラーを確認、更にカーブミラー先の電柱に書かれている「オクマグラ46次_1」を確認すれば、この反対側が桜山涼木峠コースの入口である。もう少し南側に設置されている「桜山総合公園入口」の案内板を起点とすれば、案内板の置かれた地点から約250m北へ進むと、この登山口となる。

桜山総合公園案内の立つ地点 反対側から見る涼木峠コース登山口

 当日は入口に枯草が繁っており、夏場は雑草の勢いが強いのかも知れない。さて、桜山へ向かって涼木峠登山口を出発。枯草が身体にまとわりつくのを避けながらコンクリート舗装の坂を登る。すぐに落葉の目立つ明確な道に変わるので安心、そのまま植林帯の中につけられた快適な道を進む。

コンクリート舗装の道に入る すぐに快適な道に変わる

 右下には県道が木の間越しに見えており、時折車の走る音が聞こえる。倒木に一箇所だけ行く手をさえぎられるが、木の下を潜って通過すれば大丈夫。山腹につけられた広い道を道なりに進み、大岩を過ごす。

右に沢と石垣 擬木階段

 登山道に入り15分で、右に石垣の広がる場所に着く。眼下には沢が流れ、夏場には一服の清涼感を味わうことができそうだ。この先で少し道幅の狭くなる箇所を抜ければ、突然擬木階段が現れた。

階段先の分岐 車道出合

 この先から明確な擬木階段を登ると、途中で左右の分岐が現れる。先に鳥羽山へ向かうため左の道を採れば、間もなく舗装道に着く。舗装道を左折するとすぐに車道終点となり、広い駐車場が整備されている。鳥羽山へは車道から奥(東)へ続く道に入り、次の分岐は直進方向(山腹につけられた道)でも右方向(尾根道)でも山頂へ続いている。私は登山時に右の尾根道を採り、下山は山腹につけられた道を採り周回をした。

車道終点から奥へ進む すぐに遊歩道は分岐する

 さて、右の尾根道を採ると、すぐに枯草の目立つ広場を通過する。この広場は、踏み跡に従って直進すれば、すぐに擬木階段の整備された明確な道になる。擬木階段を登れば、二等多角点の置かれた平坦な鳥羽山の山頂に到着。周囲は木々に覆われて木の間越しの展望だが、小鳥の声がどこからともなく聞こえ、懐かしいふるさとの雰囲気がする。

整備された擬木階段 平坦な鳥羽山山頂

鳥羽山の山頂風景

 下山はそのまま直進(東)方向へ進むと、すぐに180度折り返し、西へ向かって山腹につけられた擬木階段を下る。遠くには、桜山の山頂に建つアンテナ群がとても高く見えている。間もなく車道終点へ戻り、この先は舗装された車道歩きとなる。

鳥羽山から東へ向かうと180度折り返す 向かいにはアンテナが見える
椿 ログハウス

 車道を道なりに北西方向へ進むと、途中に咲く椿の花が美しい。右奥にログハウスを過ごし、車道右に桜山公園の案内図を過ごせば、この先から坂道に入る。間もなくトイレの設置された広い駐車場を通過、次のT字路は右折する。(下山時に向かう南原寺へはこの分岐を左折することになる。)

トイレの設置された駐車場 山頂へはT字路を右折

 大きく左にカーブを描きながら坂を登ると、直進方向と右方向の分岐が現れる。右は展望台への道だが、最初に桜山山頂の三角点を目指すため、この分岐は直進し、テレビ塔方面へ進む。左右に自然林を眺めながら進み、最初の分岐を左折する。なお、この入口には金光さんのガイドの通り、「サクラヤマ39」の電柱が立っている。

三角点は直進、展望台は右折 三角点へ左折、展望台は直進
次の分岐は左折 南原寺経塚並びに古墳群(写真をクリックで説明)

 すぐに未舗装道となり、車止めの渡されている左の作業道へ入る。この突き当たりには、美祢市指定文化財の「南原寺経塚並びに古墳群」があり、作業道側はフェンスで仕切られているが、反対側に向かえばこの中に入ることができる。

アンテナ前を左折 桜山山頂の三角点

桜山山頂(三角点)風景

 未舗装の作業道を道なりに進むと、突き当たりにアンテナが設置されており、アンテナ前を右折し、樹林の中に入ると二等三角点の置かれた桜山の山頂へ到着する。三角点の周囲は樹林に覆われ、展望を得ることはできない。

NHKとKRYのアンテナを過ごす 中村三夫氏遭難之碑

 先ほどの分岐まで戻り、舗装道を更に奥(北)へ進むと、NHKやKRYのアンテナが建っている。なお、KRYアンテナの左側、NHKアンテナの向かい側には、中村三夫氏遭難之碑が置かれている。

左に公園案内図とトイレを過ごす 三階建の展望台

 この先に設置された展望台の案内に従い、北東方面へ続く道に入る。桜山総合公園案内図、トイレをそれぞれ左に過ごせば、三階建ての展望台に着く。この展望台に登れば、なんと周囲には360度のパノラマが広がっている。また、展望台には無料の望遠鏡が設置され、手軽に展望を楽しむことができる。

展望台上から眺める美祢市中心部

展望台から眺める風景

 本日は少々霞気味の展望だが、豊田の華山、豊北の白滝山、天井ヶ岳、一位ヶ岳、雁飛山、花尾山、高羽岳、西鳳翩山、日の岳、荒滝山、岡山、平原岳など山口県の名峰が一望の展望台である。眼下には美祢市中心街が広がり、日頃は高くそびえる煙突も桜山から眺めると眼下に見下ろす感覚である。

日ノ岳・荒滝山・岡山

アンテナ群

 しばらく周囲に広がる展望を満喫するが、本日はとても寒いため、即席ラーメンを作って温まる。寒空で食べる温かいラーメンは一番のごちそうである。昼食後、山大工学部に留学されているインドネシアからの留学生が2名、案内の方に連れられて展望台へ到着。一人はバリ島、もう一人はジャワから来られたとのこと。美祢市にそびえる高い煙突を珍しそうに眺めておられた。

南原寺へ向かって右折 南原寺の案内

 展望を満喫したので桜山を出発、次の見所の南原寺へ向かう。舗装道を南に下ってT字路を左折、そのまま道なりに下れば、真言宗桜山南原寺の案内の立つ分岐へ着く。分岐を右折し、西へ向かえば法灯千四百年の霊山、真言宗南原寺へ着く。寺伝によると、神功皇后の由来に基づき、難を払う寺として古くは難払寺、難波羅寺と称していたが、三十三代推古天皇(西暦593)の時、聖徳太子が仏教を広める際、全国に四十六ヶ寺を建立されたその内の一ヶ寺であるとのこと。とても由緒あるお寺である。

えんま堂を右に過ごす 役小角

 境内に入れば、まず右にえんま堂、左に雪舟の庭を過ごす。左に子安観世音菩薩像を見て、左へ続く道に入れば、右には役小角が祀られている。更に奥へ進むと「南原寺七不思議」が続き、鍾馗幽魂の岩、照葉樹林、無患子の木、霊水、役行者の力岩、光明石、なる地蔵となる。入山料を支払い、立派な本堂へ参拝、向かいに建つ「なる地蔵」へ参拝する。

南原寺七不思議 鍾馗幽魂の岩 無患子の木
南原寺 本堂 なる地蔵

南原寺境内の風景

 下山は岩屋不動明王の案内に従い、西へ続く道に入る。右に菜園、大岩群、墓地を過ごせば植林帯の中につけられた広い道に入り、少しの坂を登るとすぐに峠を越える。

岩屋不動明王へ向かう 峠を越えれば岩が目立つ

馬蹄岩と岩屋不動明王(それぞれ写真をクリックすると拡大)

岩屋不動明王の風景

 周囲に大岩が目立ち始めると、「神功皇后の馬がすべったひずめの跡」と説明される馬蹄岩を過ごす。この先で大きな岩の中に祀られた岩屋不動明王へ参拝、登山の無事をお願いする。岩屋不動明王を出発、不動堂跡を見学して坂を下れば、すぐにT字路に着き、未舗装道に合流する。この地点には南原寺参道の案内が置かれている。

不動堂跡 下山を続ける
未舗装の作業道へ着く 桜山 南原寺コース登山口の角石峠

 分岐を左折、未舗装道を緩やかに下れば間もなく舗装路出会いのT字路へ着く。この地点が桜山南原寺コースの登山口の角石峠である。この峠へ至るには、伊佐大峰山の登山口案内を参考にし、大峰山登山口から更に道なりに北へ進む。ため池を過ごした先がこの地点である。なお、この道路は道幅が狭いので、通行される場合には充分気をつけて頂きたい。

麓から眺める桜山

美祢市の風景

日ノ岳・荒滝山・岡山の風景

馬蹄岩

岩屋不動明王

 前の山 伊佐 大峰山 を見る

 次の山 石山 を見る

歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 山口県美祢市 桜山 登山口付近のMAP

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