御伊勢山(おいせやま) 山口県山口市

2007年7月29日

御伊勢山

山口市南部運動公園 →0:05→ 大原排水池 →0:10→ 山頂まで750m標識

 →0:05→ 尾根道 →0:15→ 御伊勢山山頂 →0:05→ 鳥居跡 →0:20→ 沼

 →0:05→ 原公会堂 →0:05→ 観音堂分岐

 →0:05→ 江崎第五凾渠 →0:15→ 運動公園

全歩行時間 1時間30分

 山口市のセミナーパークにて金光さんと別れた後、次の御伊勢山に向かって進むことにした。セミナーパークから国道2号小郡バイパスを通り、大原インターを下りて交差点を左折すると、山口市南部運動公園に着く。この運動公園が御伊勢山の登山口となる。正面には左に雨乞山、右手に愛宕山が聳えており、この両山にも登ることができるが、本日は御伊勢山に向かうことにする。

大原インターを下りて左折する 運動公園から雨乞山を眺める

 運動公園の入口には御伊勢山登山コース大原登山口の標識が立ち、「距離約4km 所要時間90分、嘉川の田園風景の中にぽっかり浮かぶようにたたずむ御伊勢山、360度の展望でふるさとの風景を楽しませてくれるコースです」と紹介してある。

御伊勢山登山コース大原登山口の標識 斎場右手の舗装路を進む

 運動公園を出発、左手に斎場を過ごして右手の舗装路を進むと、夏の花がいくつか咲いている。左手に川西調整池を過ごし、舗装路を突き当たりまで登って行くと右手には大原排水池のタンクが立ち、これから奥に向かって山道に入ることになる。この場所の標識には山頂まであと2kmと書いてある。

夏の花を観賞しながら進む

右には大原排水池のタンクが立つ 標識に従い山道に入る

 この先からは樹林帯に入るので日差しが遮られ、快適な山歩きとなる。左手からは沢の音が涼しく、緩やかな坂を登って行くのがとても心地よい。すぐに沢を越えると山頂まで750m標識を過ごすのだが、そんなに歩いたのだろうか?・・と疑問を感じ始める。

樹林帯を進む 山頂まで750m標識

 この先からは少し左右にシダの茂る場所を過ごすが、足下はしっかりしており、歩きやすく迷うことは無い。周囲に岩が目立ってきたなと感じ始めると明るい展望地に到着、正面には御伊勢山が見えてきた。東方面には火の山連峰が聳えているのだが本日は霞んでいる。

尾根の手前には岩が目立つ 御伊勢山方面を眺める

 眼下を流れる椹野川を眺めた後、御伊勢山に向かって一旦坂を下って行く。鞍部まで下ればロープの渡された道を登り返すことになる。ロープの助けを借りながらゆっくりと高度を上げて行き、まもなく尾根に到着する。尾根道からは背後に広がる雨乞山と愛宕山がとても美しい。

鞍部に向かって下りる ロープの渡された道を登り返す
展望地から眼下に広がる椹野川 雨乞山と愛宕山

 尾根の展望地から雨乞山方面を眺めた後、御伊勢山に向かって出発する。少し滑りやすくはあるが、快適な尾根道を進んで行くとすぐに広く平坦な御伊勢山の山頂に到着した。山頂には三角点と山頂の標識が立ち、周囲360度を見渡せる素晴らしい展望地である。

御伊勢山に向かう縦走路 御伊勢山山頂

 山頂の説明版には「標高189.2m、正しくは大迫山といい、山頂に伊勢神宮が祀られていたために御伊勢山の名で知られ、天照大神と豊受大神が祭神でした。嘉川・興進地区はもとより周防大橋や阿知須干拓までが一望でき、晴れた日には国東半島まで見ることができます。」と記載されている。

登山口の運動公園 火の山連峰

 本日は霞のためそのほとんどが見えない。かろうじて登山口の運動公園を確認することができる程度だ。木陰にて小休止の後、御伊勢山山頂を出発することにする。滑りやすい花崗岩質の道を慎重に下りて行くと鳥居の柱が倒れている場所に着く。説明板には「安政4年(1775)6月と彫ってあり、江戸時代の「御伊勢参り」ブームに乗って祀られたものと思われます。ここから、約200mで御伊勢山山頂です。」と記載されている。

松の下の休憩地 鳥居跡

 鳥居跡を過ごし、更に下山を続けると眼下には霞の中に江崎地区の田園地帯が墨絵のように広がっており、とても美しい光景である。この先は鮮やかな緑色のシダを左右に見ながら下りて行くことになり、夏の山歩きを満喫している気分となる。

江崎地区の田園地帯 左右のにシダの茂る場所を下りる

 足下の道はだんだん掘れた道となり、歩きにくくなってきたので慎重に下りて行く、とても滑り易い急な斜面を下りると、その先では御伊勢山登山道入口の標識を過ごし、この標識の先で小さな沢を渡る事になる。

滑りやすい道を下りてきた 御伊勢山登山道入口の標識

 平坦な道を進んでいると、足下に湿地帯を過ごし、左手には沼を過ごすと明るい田園地帯に到着、まっすぐ進むと夏草の勢いが強いので、小さな木を渡り田んぼのあぜ道を通って舗装路に着く。少し進むと右手にお地蔵様を過ごした先の左手に、原公会堂を見つけたので入って行くと、この公会堂の奥から御伊勢山への登山道が続いていた。

左手に沼を過ごす 沼の先は夏草が茂っている
御伊勢山原登山口標識 登山口の原公会堂

 夏のこの時期には草が茂っているので少し難渋しそうな登山道である。原公会堂を出発し、舗装路を西方向に進み、四つ角の右手に小郡方面と書かれた、かすれた看板を見て右折し、右手に観音堂を過ごし、北方面に向かう。

観音堂の分岐を右折する 右手に観音堂を過ごす

 そのまま道なりに進んで行くと正面に国道2号線のバイパスが見えてきたので一安心。少し進むと江崎第5凾渠の標識を見て国道沿いに東に向かう。正面に雨乞山と愛宕山を眺めながらのんびりと歩いて行くともう運動公園への分岐の到着、原公会堂からは25分で登山口の運動公園に戻ることが出来た。

江崎第5凾渠を正面に見て右折する 雨乞山・愛宕山を眺めながら戻る

 霞の多い展望は残念だったが、真夏の山歩きのトレーニングとしては充分自信を付けることのできた山歩きであった。

御伊勢山に向かう途中に渡されたロープ

雨乞山と愛宕山

眼下には椹野川

御伊勢山山頂風景

田園風景

沼の主

奥の山が御伊勢山

御伊勢山登山コース

 

 前の山 勘十郎岳・亀尾山縦走 を見る

 次の山 三鈷峰 を見る

歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 山口県山口市 御伊勢山 登山口付近のMAP

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