目配山(めくばりやま)福岡県筑前市

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2014年11月23日

登山口 →1:00→ 山頂 →0:45→ 登山口

 

全歩行時間 1時間45分

登山行程図(地図をクリックすると拡大)

 福岡県の山の山歩きを続けている11月後半の連休遠征二日目は目配山へ向かう。登山口は大己貴神社で、祭神は当然大己貴命、ほかに天照皇大~、春日大明神が祀られている。案内によれば、このお宮は~功皇后の伝承地で、皇后が新羅との戦いのとき、兵が集まり難かったので、兵が集まるように社を建てて祈願したとのこと。この時の社がこの神社であると言われ、我が国で最も古い神社とされているそうだ。

麓から眺める目配山 登山口の大己貴神社

 朝倉総合庁舎または甘木小学校を登山口へ向かう起点とすれば、総合庁舎前の泉町交差点を北へ向かう。間もなく現れる持丸北交差点を左折し国道386号に入る。この先の弥栄交差点を右折し、北へ進めば進行方向左側に登山口の大己貴神社が見えてくる。神社向かい側には駐車場とトイレが設置されており、この場所に車を置いて登山をすることもできる。

大己貴神社へ参拝 神社手前から奥へ進む

 七五三参りの案内が残る神社へ参拝し、車に戻って登山口へ向かう。神社前から北西方向に見える湯ノ口池方面へ向かう。農地の中央につけられた舗装道を進み、少し坂を登れば広い場所があり、邪魔にならない場所に車を置いて登山を開始する。

舗装道の先が駐車地 登山開始

 正面に見えている墓地へ向かい、墓地の手前を右折する。右に果樹園跡を眺めながらわずかに進むと登山道は左へ向き、頭上には樹林の勢いが強いため、登山道入口がトンネル状になっている。なお、この手前には目配山登山歩道などの案内が置かれているので目印となる。

登山道入口(クリックで案内) よく踏まれた道

 明るい場所から日陰の中に入るので暗い感じがするものの、目が慣れれば良く踏まれた道なので安心である。植林帯の下を辿るが、入口付近には倒木の跡があり、歩きにくい場所はしっかり伐採されているので歩行に支障はない。

中央部の掘られたような道 左に展望台への分岐

 左右には土の壁が広がり、中央部の掘られたような道が続く。前方左に九州電力の三輪分岐線←7号・6号→の標柱が見えてくると、左に展望台への分岐が現れる。案内には展望台まで約10分と書かれている。

平坦な道 左に「釜寺」方面への分岐が現れる

 分岐を通過すれば植林帯の下にまっすぐ続く平坦路が現れ、木漏れ日の下を快適に進む。左に三輪分岐線←7号・←6号→の案内を過ごし、ほとんど負荷を感じない道を進む。やがて左には「釜寺」方面への分岐が現れる。たぶんこの分岐がガイドに書かれている栗田分岐という場所であろう。

左に三輪分岐線5号の標柱 植林帯の下に快適な道が続く

 この方面の道はとても狭く、歩く場所が不安定に見えるが、補助のロープが整備されているので見た目より安全に歩行できそうだ。ここでは目配山へ向かって直進方向へ向かう。この先で左に三輪分岐線5号、少し進めば右に三輪分岐線4号の標柱を過ごす。このあたり、頭上を木々に覆われて空を眺めることはできないが、送電線が走っているようだ。

みわ一歩桜 目配山へ20分の案内(クリックで拡大)

 周囲に植林帯を眺めながら傾斜の緩い道を進み、進路が大きく右へ向かう場所で、右上にみわ一歩桜を眺める。大きな桜の木なので、満開の時は大勢の登山者で賑わうことだろう。

木漏れ日の下を進む 頭上が開ける

 桜の木を過ごし、それまで植林帯だった植生はいつの間にか自然林に変わり、中央部の掘られた道を進むと目配山へ20分の案内が現れる。周囲に広がる植生はすぐに植林帯に変わるが、少し先で頭上が開けて明るい場所へ飛び出る。

眼下に甘木の市街 植生が自然林へ変わる

 わずかの間だが、空が見える言うことは開放的な気分になり、西には甘木の市街をわずかながら見晴らすことができる。手製案内に山頂まで6分から8分と書かれており、もう山頂までわずかな位置にいることがわかる。

最後の坂へ向かう 細長い山頂広場へ到着

  再び樹林の茂る中に入ると、右に道が分岐していた。そのまま道なりに進むと、足下には巡視路特有のプラスチック階段が現れた。本登山中初めて負荷のかかる坂を登れば、わずかで青空の下、多くの桜が植栽された広い草原へ飛び出た。

山頂へ続く道(クリックで拡大) 神功皇后故事の石(クリックで拡大)

 広い山頂尾根の中央部へ出たので左方向へ進むと、大きな平岩の横に石柱が置かれていた。石柱には神功皇后の故事の石のような文字が掘られているが、上手すぎて読むことができなかった。

目配山山頂風景

 石柱から更に緩やかな傾斜の草原を進めば、目配山の山頂へ到着した。山頂からは甘木の町並みが広がっているものの、本日はpm2.5の影響で遠くまでを見晴らすことはできなかったが、筑紫平野はしっかり眺めることができた。

山頂から眼下に広がる展望(クリックで拡大)

 石柱の地点を通過し反対側を眺めていると、東に美しい山容を眺めることができた。方向からすれば古処山・屏山または馬見山方面だがこの時点でははっきり確認することはできなかった。

山頂から東の風景

 周囲に広がる展望を満喫したので下山を開始する。この時までにご夫婦の登山者が山頂へ到着した。この目配山はなかなか人気のある山かもしれない。下山は往路をたどり、墓地の横の登山口まで降り立ち、目配山の登山は無事終了した。登山道入口の上にそびえる大銀杏の黄葉が青空に映えて素晴らしく、立ち去りがたい気にさせるが、登山口を出発することにした。

目配山

神功皇后故事の石

山頂方面

山頂

筑前町の風景

東の風景

登山口の紅葉

 前の山 天拝山 を見る

 次の山 砥上岳 を見る

歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 福岡県筑前町 目配山 登山口付近のMAP

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