前崎山(まえさきやま) 山口県柳井市

平成19年11月25日

前崎山

周東総合病院 →0:20→ 前崎山山頂 →0:20→ 旭ヶ丘児童公園 →0:20→ 周東総合病院

全歩行時間 1時間 0分

 柳井商工高校横に見える前崎山へ向かう。この山には弁財天が祀られていたそうで、前崎という名前は、柳井商工高校の下付近が昔は海だった事に関係しているものと思われる。言い伝えによると、その当時般若寺への参拝者は、柳井商工高校の下付近にあった船着場に下り立っていたそうだ。

 登山開始点としてわかりやすい場所を周東総合病院とする。病院の前の信号を渡り柳井商工高校に向かって進むと正面には柳井メモリアルホールの看板が見えてくる。

         登山開始場所の周東総合病院                   周東総合病院前の信号を渡る

     正面に柳井メモリアルホールの看板が見える           左手に三ヶ岳・琴石山の山並みが広がる


 そのまま道なりに進むと左手には三ヶ岳・琴石山の山並みを眺める事が出来る。正面の坂の上に柳井商工高校が見えてくるが、坂の手前を右折する。

        柳井商工高校の手前を右折する                  高校のグラウンドに向かって左折


 坂を登って行くと左に高校のグラウンドに向かう分岐があるので左折し、その後はグラウンドに沿って平坦路を右折、左折をし、なおも進んで行くと舗装路は少しずつ坂道となる。

      グラウンド手前を右折、その先を左折する                     坂道を進む


 ジグザグな道を進んで行くと眼下には柳井の市街地が広がっている。坂道を右折した先で舗装路は未舗装となり、この先からいよいよ山道に入る事になる。この先の道を左に取るといきなり急な斜面となるので、ゆっくりと高度を上げて行く。

未舗装路を左に折り返す


 すぐに平坦地に着くがその先の正面には竹林帯が広がっている。足下には地積調査の赤い杭が埋められており、この先はこの杭を辿って進む事になる。

              足下には赤い杭                           竹林帯を進む

           竹の倒れた場所を抜ける                      急な斜面につけられた赤い杭


 急な斜面をゆっくりと高度を上げて行き、少し踏ん張ればすぐに前崎山の山頂に到着する。手前には特徴的な岩が並んでおり、山頂自体は平坦な場所である。周囲には樹林が茂っており展望を臨む事は出来ない。

               山頂手前                              山頂手前の岩

 山頂までの登山道は草の茂る場所もなく、最後の斜面を除いて快適な道が続いている。このまま一周回りの周回ルートを採る場合には藪に向かう事を覚悟する必要がある。

               前崎山山頂                     山頂の木には子供達の落書きが残っていた


 南方面に向かうとすぐにシダの茂る藪道となるので、左側の斜面沿いに藪を避けて迂回しながら進んで行くと、右手にはスズメバチの巣の跡が見える。

     縦走の際には左端の斜面沿いに下りる                    スズメバチの巣の跡


 スズメバチの巣を過ごしても、左側の斜面沿いに藪道を進んで行くと間もなく大きな木の立つ場所に着く。


               ヤブ道が続く                       大きな木の立つ場所に着くと安心

 この木のある場所まで来ればもう下山路までは快適な道が続いている。南東方面に向かって檜の植林帯を下りて行くと間もなく林道に着き、このまま林道を下りて行くと平生町側の住宅地に着く。

             植林帯を下りる                             林道に着く

 ここから100m程度東側に舗装路を進むと柳井市に入り、恐竜が3匹立っている旭ヶ丘児童公園の側を過ぎる。

              住宅地に着く                           旭ヶ丘児童公園


 この先は柳井商工高校に向かって進み、高校を左手に見ながら団地内道路を進んで行くと左手に祠を見る。この祠の場所から高校の敷地内を抜けて登山口の周東総合病院に戻る事が出来る。

      団地内の祠の横から高校の正門に向かう              高校を抜けて周東総合病院に戻る


 周回をすると1時間弱のルートであるが、途中の藪道に奮戦する事を考えるとやはり往復ルートの方を推奨する。

 

平成20年12月28日

 山口県百名山の著者、中島篤巳先生と山口市の石ヶ坪山・百谷石鎚山に登った帰り、岩屋の位置を私が知らないので、教えて頂くことになった。民家の横を通り、道を通らせて欲しいとお断りをすると、「弁財天」に行くのかと聞かれたので、この岩屋には弁天様が祀られていることが解った。

         田布路木地区の民家に向かう                     民家の横を抜けて行く

 民家の横を通り山道に入ると、整備された参道が現れた。そのまま落ち葉の参道を進めば、すぐに岩屋に到着。岩屋には祠が置かれていた。周囲を散策するとすぐ先に、柳井商工高等学校から続く道を確認することが出来た。帰りに民家に寄り挨拶をすると、弁天様のお祭りは毎年10月12日、平生町田布路木地区の守り神で、医者では直らない難病も治ると信じられているそうだ。

                 灯籠                                  参道

岩屋と弁財天

 この民家の先には灯籠も設置されており、この地域でとても信仰されている弁天様であることが解った。いろいろとお話を伺ったが、最後にこの山の名前を聞いてびっくり、前崎山と思っていたら「紫雲山(しうんざん)」というりっぱな山名がついていた。

平生側から眺める前崎山

柳井商工高校手前から眺める三ヶ岳・琴石山

柳井商工高校仮設校舎と遠くに柳井大平山

前崎山山頂

旭ヶ丘児童公園には恐竜が三匹住んでいる

 

歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 山口県柳井市 前崎山 登山口付近のMAP

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