Mount Lamlam GUAM ラムラム山 グアム 

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2019年12月13日
ラムラム山分岐 →0:25→ ラムラム山 →0:25 → ラムラム山分岐

 →0:30→ セッティ湾登山口

セッティ湾〜フムジョンマングロ山〜ラムラム山〜登山口 全歩行時間 2時間 5分
 グアム最初の山、フムジョンマングロ山の山頂に着きのんびり休憩をとる。青く広がるフィリピン海やココス島、横井庄一さんの隠れ住んでいたジャングルなど周囲に広がる展望を満喫後、ラムラム山への分岐まで引き返した。
ジュムランマングロ山 フィリピン海とココス島
ラムラム山へ向かって左折する 横井庄一さんの住んでいたジャングル
 分岐を左(北)に採ればグアム最高峰のラムラム山が待っている。背の高いススキを抜ければ目の前に草原が広がる。分岐から少し高度を下げていると進行方向の右側に沼が見えてきた。この沼の右側のジャングルは太平洋戦争後もグアムの奥地でひっそりと暮らしていた「横井庄一さん」が住んだ場所になるそうだ。
分岐から少し下る 珍しい花

 ススキの茂る足下は依然としてぬかるみがあるので注意が必要だ。珍しい花?を眺め、背の高いススキの茂る道では踏み跡を辿る。時折青空が顔を出せば周囲の風景は更に美しくなる。やがて岩の目立つ場所を通過、しばらく周囲のススキの背が低かったが、前方にはジャングルが広がっているように見える。従って間もなく背の高い木々が周囲を覆うのかも知れない。

ススキの草原 岩が目立つ場所
ジャングルに入る レッドライスの原料の実

 大きな木を頭上に過ごすとチャモロ料理でレッドライスと言われる赤い色の原料の実が実っていた。この実が自然に残っているのは珍しいとのことで、貴重な実のようだ。やがて本登山で一番注意すべき場所へ着く。進路は直進のように見えるが実際は右へ続く道に入らなければならない。注意していれば、木につけられたテープが目印となるため、ここまで簡単に来ることができそうだ。

分岐を右折 迷いやすいところ 珍しい実

 しかしながら、この分岐は直進が主路に見えるので間違えかねない。すぐ先でパイナップルに見える実を見つけるが、パイナップルは下から実ができるので全く違う種類の実である。この付近では何回か蚊に刺された。やはり森の中に入ると蚊が襲ってくるようだ。周囲に根の張りだした木が増えてくると足下には岩が目立ち始めた。

岩が増えてきた 小高い丘がラムラム山

 少し坂の傾斜が増し、岩に注意しながら進むと周囲はススキの原となる。前方に小高い丘が見えてくればこの上がグアム最高峰のラムラム山である。左右に茂るススキを過ごすと前方に鋭い岩場が現れた。岩が鋭角に露出しているので足場は取りやすいが、滑ると痛そうだ。

珊瑚礁の岩 ゴツゴツした岩
この先を左折すれば山頂 ラムラム山山頂へ到着
 慎重に岩をつかみ、少しずつ高度を上げて行き進路が左に変われば、コンクリートの正方形の土台が特徴的なラムラム山の山頂である。山頂はとても狭く、コンクリートの土台の上には円形の金属が埋め込まれており、GUAM GEODETIC TRIANGULATION(グアムの三角点)LAMLAM(ラムラム山)と彫られていた。
山頂のコンクリート土台 ラムラム山山頂に立つ
眼下にジャングルが広がる

 この上の一段高いところには棒が差してあり、以前見たこの山の写真にはこの棒に星条旗がついていた。山頂からは周囲にエメラルドグリーンの海が広がり、手前には草原も美しい、風が強いので帽子を飛ばされないよう気をつけながら最高点へ立つ。これがグアムでの最大の目的で、達成できた喜びが大きい。

フムジョンマングロ山の十字架が見える 太平洋が美しい

 しばらく休んでいると、なにやら賑やかな声が聞こえてきた。するとグアムの子供達が次から次へと山頂へ到着、大人数での遠足のようだ。後からは引率の女性が到着、狭い山頂は更に狭くなったがとても賑やかである。さて、山頂を堪能したので下山を開始する。

アメリカの子供達 岩場を慎重に下山

 下山は元来た道を引き返すだけで、チャモロ料理のレッドライスの実を再確認、この先の足下にはオジギソウが群生していた。ジュムランマングロウ山分岐までは30分で戻り?の十字架と再会、更に下山を続ける。途中では青い海に浮かぶココス島などの展望を眺め、蘭の花を観賞しながら緩やかな傾斜を慎重に下れば丁度14時に登山口へ下り立った。なんともグアム最高峰は気持ちの良い山だった。

ジャングルが続く レッドライスの原料の実

 登山が終わりホテルまで帰る途中、スペインの古い橋の場所のコンビニでトイレ休憩。このスペイン古橋は、スペイン統治時代の1785年に架けられた、長さ約11m幅約4mの小さな眼鏡橋である。

スペイン古橋のコンビニ スペイン古橋

 次に立ち寄ったのは、まだ有名になっていない「エメラルドバレー」。この川はグアムのピティにあり、まだあまり知られていない観光地である。名前の通りエメラルドグリーンの綺麗な川で、うっとりするくらい美しい。ただし、手すりなどはないため、多くの観光客が押し寄せると、川に転落しかねないので要注意。

エメラルドバレー

 Mさんにホテルまで送って頂き、その後はビーチを散策。山と海を満喫するグアム旅行である。夕方からは現地の華やかなポリネシアンダンスやファイアーダンスショーを鑑賞しながらの夕食会、夜遅くまで楽しく盛り上がった。

ポリネシアンショー
ススキの草原
珍しい実
ラムラム山は目の前
山頂手前の岩場
ラムラム山山頂
太平洋
ラムラム山方面
スペイン古橋
エメラルドバレー

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