串 文珠岳 「串 文殊岳」 (くし もんじゅがだけ) 山口県山口市

2007年3月18日

串文珠岳(串文殊岳)

参考コースタイム

登山口 →0:15→ 智恵の岩 →0:10→ 文珠岳山頂

 →0:10→ セルラーアンテナ施設 →0:15→ 登山口

全歩行時間  50分

狗留孫山 正面には要害岳

 高黒石登山口の駐車地を出発、県道184号の野尻地区に戻り、徳地方面に向かって北に進んで行き、国道376号に入る。要害岳を左手に見て島地川沿いを東に進み、法光寺阿弥陀如来像6kmの標識を見て分岐を左折し、県道9号に入る。

法光寺阿弥陀如来像6kmの標識を見て分岐を左折する

 このまま串地区に向かって道なりにしばらく進んで行き、峠を越えると左手に道案内のお地蔵様を見ることが出来る。更に道なりに進んでいると県道192号と合流する手前の左手に分岐する道を見るので左折する。

県道192号と合流する手前の左手に分岐する道を左折する

 県道192号側から見ると元折バス停の先に小古祖・八坂への標識に従って右折することになる。元折川の上流に向かって進んで行くと左手のコンクリートの角に文珠岳と「めだかの養殖場」の標識、その下には石柱を見ることが出来る。

 この右手に広い場所を見つけたので車を置き、向かいの大師堂に参拝、登山の無事などをお願いし、いよいよ登山を開始する。

大師堂に参拝する 文珠岳登山口

 標識に従って進んで行くと、赤い屋根の家の前に「文珠岳のいわれ」について解説してある掲示板が立っているので、じっくりと読んで知識を仕入れ、めだかの養殖場と登山口の標識に従って電柱と民家の間を通り抜けて進んで行くと、右手にメダカの養殖場を過ごしその先で左折する。

文珠岳を眺める 赤い屋根の家の横を右折

標識が山頂まで導いてくれる

 名残の梅の花を観賞し、少し進むと杖が置いてあり、この地区の方の心遣いが嬉しくなる。その先の分岐を右折するが、標識がしっかりと設置してあるので迷うことはない。珍木の標識に惹かれて木の下を見てみると沈黙の木が置いてあり思わずにっこりする。この先からいよいよ登山道に入る。

名残の梅の花 沈黙の木

 この先登山道は左方向に向かうことになり、少しずつ斜面がきつくなって来た。ほとんど真っ直ぐに斜面を進むのでゆっくり歩きが続くのだが、美しい自然林の中を進む事が出来るので大した疲労感も無い。途中では竹林帯も過ごし特徴的な苔むした石を過ぎ、その先では大きな智恵の岩を見ることが出来る。

竹林帯を過ごす 智恵の岩

 大きな岩を眺めていたらこの岩から大きな木が生えていることがわかった。自然の力の逞しさを感じる。智恵の岩を左手に巻きながら進んで行くと左手に「カシの大木」の標識を見つけた。左手の急な斜面を下りて行くと大きな大きなカシの木が立っていた。カシの大木を下から眺めるのだがその素晴らしさと大きさに感動、しばらく大きなカシの木を眺めた後、登山道に戻る。

カシの大木を見る

 更に斜面の角度はきつくなり、登山道はジグザグな道となる。ゆっくり進んでもすぐに高度が上がってしまうほどの斜面に取り付き、辛抱しながら登っていると左手に進む分岐を見つけた。いったいどこに行くのだろうと進んで行くと大きな岩の下に着いた。

ジグザグな道を進む 大きな岩の下に着く

 大きな岩を鑑賞した後、元の道に戻り、更に斜面を進んで行くと間もなく前方が明るくなり、正面に祠の立つ文珠岳山頂に到着した。山頂にも登山口で眺めた文珠岳のいわれの掲示板が立っていた。

文珠岳山頂の祠 文珠岳の山頂標識

 さあ文珠岳山頂からの周囲の展望は・・・、東に千石岳が近く、南に続く山の稜線、南には突然盛り上がった四熊岳が一段と際だち、更にその稜線の先、南方面にはアンテナを沢山載せた大平山、見るものすべてが美しい。

白井岳と千石岳

眼下には串の集落、中央のやや右寄りに四熊岳

遠くには防府市大平山

 背後の北方面には、木の間から土田ヶ岳の山頂を見ることが出来るし、その右手にはやはり木の間からアンテナの石ヶ岳の姿が近くに見えている。この山からは周囲の山々は当然の事ながら、眼下の串の集落を始めとした田園風景も素晴らしい。

土田ヶ岳 石ヶ岳

 しばらく山頂にてゆっくりした時間を過ごし、山頂ノートがあったので書き込みをする。その後、周囲を眺めていると午後5時のサイレンが鳴り響いたので山頂を後にすることにした。

 下山は西方面に向かって下りて行くことにしたのだが、登山道らしき踏み跡を確認することができない。少し下りてみるとすぐに明確なる踏跡を見つけたのでそのまま下りて行くことにした。

西に向かって少し下りてみる 明確なる踏跡が待っていた

 この道は登山時以上の急な斜面なので三点確保の要領で滑らないよう気をつけながら下りて行く。滑り落ちるように一気に高度を下げていると、途中には竹の倒木帯があるので迂回して進み、間もなく右手にアンテナが見えてきたので一安心、鞍部から中国セルラーの徳地無線局の施設に向かって下りて行き、作業道に到着した。

中国セルラーの徳地無線局の施設 中国自動車道の442.5ポイントが見える地点

 そのまま作業道を下りて行くと舗装道の先に中国自動車道の442.5ポイントが見える地点に下り立った。そのまま西に向かって舗装道を下りて行き、登山口の大師堂に到着、大師堂に登山の無事を報告し、文珠岳の登山を終了した。

登山口に戻る途中のお地蔵様 最後に文珠岳

 千石岳と四熊岳の展望、眼下の串地区の風景。文珠岳は古い祠と出会える素晴らしい山である。

 なお、串文珠岳への登山道は、地元の藤本勉さんのご努力により登山口から山頂まで標識も設置されており、とても整備されているので、迷うことはありません。

 また、藤本さんは串川の蛍の保護活動もされており、6月の中旬頃には蛍の乱舞が見られるそうです。

文珠岳のいわれ

 

登山口

智恵の石

山頂の祠

白井ヶ岳

千石岳

四熊岳

石ヶ岳

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歩いた足跡  

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