九州百名山の九千部山(くせんぶさん)福岡県那賀川町・佐賀県鳥栖市

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2013年11月23日

グリーンピアなかがわ入口 →0:15→ 登山道入口 →0:30→ 最初の炭焼き跡

 →0:20→二つめの炭焼き跡 →0:30→ 山頂 →0:05→ テレビ局アンテナ

 →1:10→ グリーンピアなかがわ入口

全歩行時間 2時間50分

登山行程図(地図をクリックすると拡大)

 午前中に福岡県と佐賀県の県境のそびえる金山へ山中キャンプ場より登山。金山を下山の後、次は九千部山へ向かう。山中キャンプ場から三瀬トンネルを通って福岡市に入り、那賀川町へ向かう。福岡市街から九千部山へ向かうには、国道385号を南下し、那賀川町役場前へ。那賀川町役場を起点とすれば、「グリーンピアなかがわ」への案内を確認し、更に南へ向かって国道385号を進む。

グリーンピアなかがわ入口 桜谷遊歩道(登山口)

 やが左にダム湖が広がり、間もなく現れる「グリーンピアなかがわ」の案内に従い国道を左折、少し先の丁字路を左折すれば、グリーピアなかがわの前に着く。門を潜ると左前方に九千部山への登山口が見えてくるので車を置いて登山を開始。時刻は12時40分、まだ時間に余裕があるのでのんびり歩を進める。

清流 階段

 今から向かうのは桜谷遊歩道(登山口)で、入口には「うるしが谷遊歩道」は林道新設工事に伴い、2014年1月14日まで通行止めと案内されている。さて、登山口より擬木の階段を進むと左に沢が現れ、更に進むと植林帯の中へ入る。石組みの残る道を進んでいると、左はフェンスによって仕切られ、間もなく長い階段の前に着く。

案内に従い進む パイプの手すりの施された坂道

 この階段を登りきれば舗装道へ着き、桜谷遊歩道の案内に従い進路を左へ採る。そのまま道なりに進み、紅葉の美しい場所を通過、パイプの手すりの施された坂道を登って舗装道を横切れば、九千部山頂まで2.9kmの登山道入口へ着く。なお、南畑ダムからは500mの位置である。

奥へ進む 美しい沢

清流の風景

 登山道に入り、緩やかな傾斜の道を進んで美しい沢を渡る。この沢には大岩が目立ち、九千部山登山を象徴するような清流にしばし足が止まる。さて、この地点で山頂まで2.7km、このような案内が要所に掲示されているので、とても励みになる。

植林帯を進む 石畳

 すぐに頭上を植林帯が覆い、足下は砂利状の道へ変化するので慎重に進む。途中には擬木の階段あり、歴史を感じさせる石畳ありで、とても変化に富んだ登山道と言う印象を受ける。木漏れ日差す遊歩道歩きは快適で、ただ歩いているだけで幸せ感あふれる道である。

沢を渡る 石組み

 やがて岩の目立つ場所を過ごすと、左に石組みが残っている。この付近は水が豊富なので、昔は多くの人が生活していたのだろう。眼下に清流、頭上に紅葉を眺めながら沢渡りを繰り返す。この付近は夏場でも清涼感あふれる場所だろう。

紅葉 炭焼きの跡

 いつの間にか頭上は自然林に変わり、美しい紅葉観賞が続く。山頂まで2kmを切ったところで、擬木の階段を登ると左に明確に残っている炭焼きの跡を見つける。丁度木漏れ日が差しているので、炭焼き跡の全体像をはっきり確認することができた。

明るい道を進む 紅葉

 やがて山頂までの中間地点を越えれば、足下に岩の目立つ場所を通過。この先で再び明確な炭焼き跡を見ることができる。周囲に紅葉を観賞し、少しの傾斜を登ると尾根の端に着いたようだ。ここで進路は右方向へ変わり、山頂まで1.2kmと案内されている。これより先は、自然林の下につけられたほとんど平坦な道を辿る。

炭焼きの跡 尾根の端に着く

 木漏れ日を眺め、のんびり山頂を目指すのは快適そのもの。と、前方に階段が現れた。この階段は擬木とプラスチック階段の混合で作られており、坂を登り切ればカスミアミが設置されていた。これは鳥類標識の調査とのことで、途中では2羽の鳥が捕獲されていた。

急な階段を登る 平坦な道に変わる

 ほとんど平坦な道を進むと、突然舗装路へ飛び出し、頭上にはアンテナが建っている。もう山頂までは200m、鳥類標識の調査をされている方へ、鳥の捕獲状況を報告後、舗装路を右折、わずかに進んで左折する。この分岐点には九州自然歩道の案内が立ち、大峠と七曲峠への案内が掲示されている。

舗装道へ着く 山頂へは分岐を左折

 左にアンテナ施設を過ごし、左にフェンスを見ながら道なりに進む。この付近には多くのアンテナが林立していることを実感する。この先で一旦左右を自然林に挟まれ、目の前が開けると、三階建ての展望台の建つ九千部山の山頂へ到着。展望台手前には低い小山があり、ここに二等三角点が置かれている。

展望台手前の小山に三角点がある 石祠

 展望台の先へ向かうと、右には「不動明王」、「金光寺」の石祠が置かれ、左にも石塔が置かれていた。この下には九千部山848mの山頂標識が左右に置かれ、周囲には休憩用のベンチも整備されている。平坦な山頂なので、休憩するのはもってこいの場所だが、周囲には木々の背が高く展望を得ることはできない。そこで三階建ての展望台に登ってみる。

山頂標識 三角点

九千部山の山頂風景

 展望台からは、周囲に林立するアンテナは当然のこと、鳥栖市街の展望が広がり、大きな商業施設などが見えている。背後にはレーダー施設の置かれた背振山も見えているが、少し霞気味である。明るい山頂でのんびり休憩の後、石谷山コースの案内に従い、少し先のアンテナの建つ場所まで移動する。

アンテナ群 展望(写真をクリックで拡大)

展望台から眺める風景

 まもなくRKB、KBC、TNC、FBS、のアンテナ前へ到着、ここから登山口へ引き返すことにした。最後に背振山の山頂に建つレーダー施設を眺めて下山を開始。もう下山は元来た道を下るのみ、紅葉や炭焼き跡、渓流に大岩観賞と眺める対象は多すぎるほど。最後に美しい川を渡り、登山道入口まで下り立った。グリーンピアなかがわの入口駐車場へは16時23分に到着、無事九千部山の登山は終了した。

山頂に建つアンテナ

 登山後の温泉は「湧水千石の郷」へ。この温泉は入浴料600円、眼下に福岡市街の展望広がる気持ちの良い温泉である。

清流

紅葉

山頂

展望

アンテナ

紅葉

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歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 福岡県那賀川町・佐賀県鳥栖市 九千部山 登山口付近のMAP

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