黒山(くろやま)島根県出雲市

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2013年4月29日

車止め →0:45→ アンテナ施設 →0:05→ 黒山神社

 →0:05→ アンテナ施設 →0:35→ 車止め

全歩行時間 1時間30分

登山行程図(地図をクリックすると拡大)

 2013年春の島根遠征最終日、出雲市の満寿山登山を終えて時刻は午後4時前、日暮れまでもう一山なんとか登りたい。そこで出雲市佐田町の黒山へ向かう事にした。登山の起点を出雲市立須佐小学校とすれば、小学校前を走る県道39号を東へ向かい、須佐神社の案内に従い分岐を左折、須佐神社の西へ位置する駐車場まで進む。

登山の起点の出雲市立須佐小学校 麓から眺める黒山
須佐神社駐車場から八雲風穴方面へ 高松寺方面へ左折(クリックで案内を拡大)

 駐車場から八雲風穴方面へ進み、左側を注意していると「宮尾山 高松寺」へ案内する石塔が立っているので、この案内に従い分岐を左折、コンクリート舗装の道を進む。この先、道なりに約1.5km進み、お寺の前で折り返すように右方向へ進路を採る。

高松寺を過ごし更に坂を進む 作業道の車止め

 お寺から約2km進むと、作業道に柵が施してあり、これから先は許可車以外進入禁止となる。この付近の開いたところへ車を置いて登山を開始する。登山開始は午後4時46分、5時前なのでまだ周囲は明るく、アンテナの建つ黒山へは、作業道歩きなので道迷いもなく、安心して歩く事ができる。

作業道から黒山を眺める 途中に眺める春の花

 途中に野いちごや山桜など春の花を探しながら歩くのも作業道歩きの楽しみの一つ。木の間や電線越しながら三瓶山の勇姿も眺める事ができるし、誠に贅沢な登山道である。やがて「島根県造林公社造林地」の案内を過ごし、ヤマアジサイの清楚な花を観賞。名残のヤマザクラはもう散り際である。

三瓶山は霞気味 島根県造林公社造林地の案内

 林道の壁にはもろい柱状節理状の岩を見学、林道の崩落している場所が多いのはこの岩質によるものだろう。頭上にアンテナが近く見えてくれば、もう山頂までは残りわずか。前方の木の間ごしに見えている秀峰は、その高さから出雲最高峰の王院山と思われる。

柱状節理の岩 出雲最高峰の王院山

 霞気味の展望ながら、北には日本海と稲佐の浜、出雲北山の手前には白い出雲ドームも見えている。この位置から出雲ドームが見えるものか少々懐疑的だが、やはり出雲ドームのように見える。やがてアンテナに立つ山頂広場へ到着、黒山山頂は広く平坦である。

出雲方面は霞んでいる 山頂のアンテナ群

 アンテナ群をすり抜け、奥へ向かうとアンテナとアンテナの間を右折、その先で左折すれば平坦な尾根道が続いている。すぐに三等三角点へ到着、そのまま奥へ続く細い道を辿る。快適な尾根道歩きを続けていると、自然林の下に祠が置かれている。これが黒山神社と思われる。

三角点 平坦な尾根道を進む

黒山の三角点の風景

 表に回ってみると、この祠は明治14年3月25日に建立、祠の中には三体の石仏が彫られており、手前には三仙大明神と石仏が二体、大黒様が祀られていた。なお、石仏はいずれも廃物希釈のため、首を損壊されている。今回遠征の最後の山頂で、祠に参拝出来たので、沢山のお願いをして小休止。

黒山神社へ参拝

黒山神社の風景

 今回遠征では登山回数10回、合計13山の山頂を無事踏む事ができた。黒山神社を出発、途中三角点を通過し、アンテナ付近から周囲に広がる展望を眺める。やはり山頂からは北の出雲方面が見えているようだ。双眼鏡で出雲ドームを確認、従って出雲ドーム付近から、この黒山を眺める事ができるようだ。

アンテナ群付近から眺める出雲方面(写真をクリツクで出雲ドーム)

 下山は何も心配のない作業道歩き。車止めには午後6時40分に到着した。黒山の登山口を出発、本日もたっぷり汗をかいたので須佐温泉へ入る事にした。この温泉はヌルヌル温泉で、肌がツルツルになる気がした。楽しい遠征はあっという間である。

黒山山頂

出雲方面

黒山神社

王院山から眺める黒山

 前の山 満寿山 を見る

 次の山 鷹の子山 を見る

歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 島根県出雲市佐田町 黒山 登山口付近のMAP

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