九州百名山 古処山・屏山(こしょさん・へいざん)福岡県嘉麻市・朝倉市

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2014年4月27日

第一ゲート →0:15→ イノシシゲート →0:20→ 木橋 →0:15→ 尾根道出合

 →0:15→ 古処山 →0:45→ 屏山 →0:45→ 古処山 →0:40→ 第一ゲート

全歩行時間 3時間15分

登山行程図(地図をクリックすると拡大)


 福岡県の山歩きを続けている。午前中に添田町の鷹ノ巣山へ登り、登山口へ着いたのが午前11時前。懐かしい銅の鳥居を眺め、英彦山神宮前を通過する。次は甘木市にそびえる古処山と屏山を目指すことにした。

大隈交差点を通過 古処山キャンプ村へ左折(クリックで案内)

 古処山の登山口であるキャンプ場へ向かう起点を嘉麻市の嘉麻警察署とすれば、警察署前の大隈交差点から国道322号を南西方向へ進む。そのまま道なりに国道を進んでいると、左側に「古処山キャンプ村 遊人の杜2.6km」の案内が見えてくる。この案内に従い分岐を左折、しばらく進むと再びキャンプ場へ1.4kmの案内が現れるので分岐を右折する。

案内に従い右折(クリックで案内) 第一ゲートを通過(クリックで案内)

 すぐにウツギハラ林道に入り、道なりに進むと左に民家を過ごした先で、第一ゲートと書かれた小さな案内を見つけた。「このこのゲートは午後5時に閉鎖 午後5時以降は、キャンプ場から出ることが出来なくなります」と書かれている。時間的には充分余裕があると思うので、そのままキャンプ場まで進み、管理人に確認すると、古処山までの所要時間は1時間で、往復なら大丈夫だが、屏山まで往復するのなら午後5時を過ぎるかも知れないとのこと。そこで、車を第一ゲートの先まで移動し、遅くなっても良いようにしておいた。なお、第一ゲートの先からキャンプ場横までの所要時間は10分もかからない。

キャンプ場へ向かう キャンプ場前を通過

 さて、第一ゲートを出発し、作業道を通ってキャンプ場横を通過する。さらにもう一登りでイノシシよけのネットを潜る。この先の案内には古処山まで50分と書かれている。この先で広場を通過して沢を渡り、古処山登山道に入る。

イノシシよけのネットを潜る 案内に従い進む

 砂利状の道を辿れば直進方向は作業用道路を通って古処山へ、右が古処山へと案内されている。ここで、左方向が奥の院と案内されていることにこの時点では気づかなかった。これは後でわかったことである。

案内に従い右折(クリックで案内) 作業道に出会う

 さて、案内に従い分岐を右折し植林帯の下を進むと、すぐに右側から続く作業道と合流する。この先で古処山へは左へ向かう山道に入る。頭上は杉の美林で覆われているため、真夏でも日差しを浴びることはないだろう。涼しげな風を受けながら、明確な登山道を進む。

作業道から登山道に入る 杉の美林が続く

 やがて木橋が現れるが、木が朽ちており、とても渡れるものではなく、モニュメントのような存在である。この橋の横には山頂まで約30分と案内されている。これから先は足下に岩の多い谷を進むことになる。ほぼ一本調子の急登なので、急がずマイペースで高度を上げる。

木橋を渡る 岩の多い道を登る

 しばらく岩道を辛抱していると、擬木の階段が現れ、間もなく登山口付近で分岐した作業道を横切る。この作業道はそのまま山頂付近まで続いていることが後でわかった。さて、作業道を横切れば山頂までは約20分、再び擬木の階段を登り、その先では落ち葉の堆積した道を滑らないよう高度を上げる。

作業道を横切り階段へ向かう 案内に従い左折(クリックで案内)

 やがて作業道と出会うので、左折してこの作業道を採ってもこの先の分岐を左折してもいずれ先で合流する。苔むす岩の多い場所を越えると岩上に多くの石仏が祀られていることに気づく。そのまま道なりに進み、進行方向にコンクリート造りの作業小屋が見えてくる。

苔むす岩 岩上に祀られた石仏
施設の先を左折 眼下に秋月方面の展望

 ここから南西方向に町並みが広がっており、方向からすると朝倉市の秋月方面と思われる。さて、コンクリート造りの施設の先を左折し、少し進むと左側に宮地嶽大明神が祭られていた。更に尾根沿いを辿れば黄金色の祠の建つ古処山の山頂へ到着した。山頂周囲には大岩が点在し、岩上に立てば周囲360度のパノラマが広がる。

宮地嶽大明神 古処山山頂に祀られた黄金色の祠

古処山から眺める展望(写真をクリックで拡大)

 しばらく周囲の展望を眺めた後、1.7km先にそびえる屏山へ向かう。大岩の目立つ尾根上を進んでいると、図根点の石柱を過ごす。ここで、古処山の三角点を見つけていないことに気づいた。この先から坂を下ることになるが、前方には青葉の先にこれから向かう屏山のなだらかな山容が広がっている。

次に目指す屏山 案内が多く迷う恐れはない

 少しの岩場を下ると、直進方向は奥の院・大将隠し・千手、右方向は屏山・宇土浦越で、屏山へは1.4kmとなっている。屏山方面へは少し坂を下ることになり、岩の間に整備された遊歩道が続いている。

整備された遊歩道 トンネル状の登山道

 間もなくツゲ林を通過、頻繁に案内が現れるのでとても励みになる。秋月へ90分の手製の案内を過ごせば、階段状の遊歩道歩きとなる。頭上は自然林が覆い、まるで樹林の中のトンネルを歩いているような錯覚に陥りそうだ。やがて尾根上で進路が左方向へ変われば。山頂まで800m、すでに屏山への中間点を超えている。

まっすぐ平坦な道 進路は左方向へ変わる

 落ち葉の堆積したふかふかの登山道を進めば、古処山から1000m地点を通過する。傾斜の緩やかな道を快適に進んでいると、進行歩行右側に久しぶりの展望を得る。眼下に見えているのは江川ダム、向かいの山は十石山と思われる。苔むす岩の多い場所を通過すれば屏山まで400m、前方には植林帯が見えてきた。

途中で唯一の展望 植林帯の下を進む

 植林帯の中に入ると進路は緩やかに右カーブを描き、少しの傾斜の階段を登ればもう山頂まで100mとなる。細長く平坦な尾根道を辿ると、その先端にベンチの置かれた古処山の山頂が現れた。山頂からは北に展望が開けており、嘉麻市の田園風景が広がっている。

屏山山頂の風景

屏山から眺める展望(クリックで拡大)

 東には馬見山の山頂がのぞいており、いずれこの山頂にも立つ予定である。足下にはヒトリシズカが咲いており、可憐な白い花が屏山の山頂に似合っているようだ。三等三角点の前で記念撮影、これで本日の登山予定は終了である。明るい山頂を出発し、奥の院・大将隠しのところで、キャンプ場への分岐案内を見つけたが、下山するポイントが不明なので元来た道を引き返すことにした。

足下にはヒトリシズカ 馬見山が樹間越しに見える

 結局最初の林道の分岐付近で、奥の院の案内を確認したので、この付近へ着くものと予想される。いずれにしても古処山山頂付近の通過時間が午後4時前後なので、元来た道を引き返す方が確実と思い、三角点探しの時間も割くことが出来ずに下山を優先、無事駐車地へ着いたのは午後5時前だった。

下山時に古処山から眺める展望(クリックで拡大)

 場所を移動し、荷物を整理して午後6時過ぎに嘉麻市を出発、柳井に着いたのは午後10時半だった。この付近から山口県まで帰るのは、福岡市に比べて意外と近い感じがした。

古処山山頂

古処山から眺める風景

屏山山頂

屏山から眺める風景

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歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 福岡県朝倉市 古処山 登山口付近のMAP

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