金華山(岐阜城) 岐阜県岐阜市

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2020年9月22日
岐阜公園 →1:00→ 金華山(岐阜城) →0:40→ 岐阜公園
全歩行時間 1時間40分
登山行程図(地図をクリックすると拡大)
 コロナ禍の中、9月の4連休最終日は始発便に乗り込み名古屋へ。余った時間を利用して、岐阜の金華山へ登る。早い時間にJR名古屋駅へ着き、1番ホームで熱々の掻き揚げきしめんを頂いた。このきしめんは名古屋へ来る度に頂いている名物である。
名古屋駅の掻き揚げきしめん JR岐阜駅前(クリックで織田信長のマスク姿)

 名古屋駅からJR岐阜駅へ移動、駅前の12番バス乗場からバスに乗り、岐阜公園へ着いた。この岐阜公園が金華山(岐阜城・稲葉山城)への登山口となる。噴水前から東上を眺めると、金華山には岐阜城が建っており、これから向かう場所がとても高く見える。

12番バス乗り場 岐阜公園の上に岐阜城が見える

 公園を北へ進み、右にロープウエイ山麓駅を過ごす。この先で右へ向かう分岐に入れば今回向かう「めい想の小路(水手道)」の登山口である。登山道に入りすぐの分岐を右折、城へ約50分の案内があるので間違うことは無い。
 猪注意の案内を眺め、緩やかな傾斜の遊歩道を折り返しながら少しずつ高度を上げる。足下にはごつごつした岩が多く、底の軟らかい靴では歩くのにやや支障がある。

ロープウエイ山麓駅 「めい想の小路(水手道)」の登山口
案内が続く もともと地上に道はない 魯迅

 坂の傾斜は相変わらず緩やかで、疲労感も少ない。三重の塔・ロープウエイへの分岐を右に過ごし、少し進むと公園から200m地点へ着いた。この付近で、「もともと地上に道はない 魯迅」、と書かれた案内を過し、更に進むと、平坦な丸山(旧伊奈波神社伝承地)へ到着。江戸時代にはこの地に伊奈波神社の摂社丸山神社が置かれ、象徴的な烏帽子岩が残っている。

丸山の烏帽子岩 馬の背登山道入口

 ここで馬の背登山道の案内に出会うが、このコースは健脚向きで、「途中断崖や難所が多く危険」、老人・幼児には無理と書かれていた。ストックも無く、ただの運動靴程度の登山装備では、難所は無理と判断、そのままめい想の小路を辿る。丸山から少し下る感じで城へ向かうと、木の根の目立つ場所を通過、やがて山腹につけられた岩場に着き、ジグザグを描くように高度を上げる。

めい想の小路入口 山頂まで続く案内
 ワイルドな岩道が現れ、少し高度を上げればお城までの中間点へ着いた。中間点を過ごすと登山道は地道に変わり、木の根の張り出す場所を越え、自然石で作られた階段に向かう。ただし、足下はしっかりしているので、ゆっくり登れば支障は無い。
岩場 中間地点

 次第に普通の登山道状態に変わり、岩場を慎重に登ると、坂の傾斜がきつくなっている。更に岩場を登っていると、北西が開ける展望地へ到着、眼下に長良川国際会議場、岐阜メモリアルセンター、北には長良公園などが一望である。南には岐阜城天守等の施設が建っており、山頂が近い。

石段 岩の目立つ道
展望地 岐阜城が見える

 展望地を出発すればますます登山道らしくなり、ごつごつした岩場を一気に高度を上げる。急な傾斜ほど登る時間も短くなり、疲労感も少ない。北の展望を眺めて登山道に戻り、木の根の張り出すでこぼこした道を進む。急に岩道が狭くなった所で多くの登山者とすれ違う。狭い岩道を過ごすと右側の切れ落ちた崖を通過、野性味あふれる岩道が続く。

岩場が続く 木の根の道

 岩場に取りつきぐいぐい高度を上げる。すぐにビューポイントと案内される展望地へ到着、近くに鷺山、百々ヶ峯、遠くに伊吹山、養老山脈が見えるそうだ。北西に位置する低い小山が鷺山城跡だろう、百々ヶ峯は北から少し東寄りの山で、長良川カントリークラブの上にそびえる山だろう。伊吹山は西にそびえているはずだが、遠くは霞んでおりはっきり確認できなかった。

岩場 ビューポイントから長良川

 ビューポイントで休憩の後出発、岩道はすぐ掃き清められたきれいな道に変わった。着いた所は岐阜城の裏門があった場所で、道の両脇には1mを越える巨石が転がっている。これは裏門を構成する巨石列の名残とのことだ。足下は再び岩道に変わり、途中で鼻高ハイキングコースを左に過ごす。

掃き清められたきれいな道 再び岩の道

 自然石の石段を登れば、右の建物の先に展望地が見えたので立ち寄った。もう何度も眺めてきた展望だが、長良川の横に岐阜グランドホテル、北に百々ヶ峯等を眺めて最後の坂へ向かう。

山頂間近 清流長良川
 すぐに平坦な山頂へ到着、手前に祭られた御嶽神社へ参拝、山頂に置かれた案内に寄れば、今回登った水手道は正面の登城路である七曲登山道に対して裏側にあたり、関ヶ原の戦いの前哨戦である岐阜城の戦いで、東軍についた池田輝政はこの道から攻め込んだと言われている。
御嶽神社 岐阜城入口
岐阜城 戦国時代の井戸跡

 さて、山頂のお城に着き、天守閣へ登る選択もあったが、世はまさにコロナ禍の時代、いまだ感染拡大が続いているため登城は断念して下山を開始した。まず戦国時代の井戸跡を眺め、次に福閻魔大王に参拝、お賽銭を入れてお札を頂いた。

福閻魔大王 題目塚

 更に題目塚を眺めて朱の橋を渡り ティーラウンジ2階の展望台から周囲の展望を確認、展望台から坂を下るとロープウエイ山頂駅へ着いた。通常ならロープウエイで下るのだが、新型コロナウイルスが怖いので歩いて下山することにした。

ティーラウンジ ティーラウンジ2階から眺める展望

 ロープウエイには行列ができており、行列の中間付近で20分待ちと書いてあったため最後尾では40分待ちと思われる。ロープウエイは新型コロナウイルスの感染が心配なので、下山は一番整備されている七曲り道をとることにした。金華山リス村を右に見て下る。

ロープウエイへ続く行列 七曲りと百曲がり登山道の分岐

 このコースはとても整備されて歩きやすい。しかしながらとても距離が長い気がする。途中で思い直し、距離の短い百曲り登山道を下ることに変更した。一旦ロープウエイ乗り場まで引き返し今度はリス村を左に見て登山道を下る。

整備された七曲り登山道 百曲り登山道へ向かう

 すぐに岩道に変わり、足下がごつごつしているので慎重に下る。要所には階段も設置され、とても整備された登山道である。木の根が張りだし、岩の道が続きとてもわくわくする道が続いている。ただ今日は底の柔らかい運動靴なので歩き難いのはしょうがない。

木道 木の根の道
岩道 間もなく登山口

 面白いように高度が下がり、リス村からは24分で登山口に着いた。そのまま道なりに進み登山口の岐阜公園に到着、岐阜城登城は岩道と木の根の張り出す道が特徴的な楽しい山だった。

百曲り登山道入口 岐阜公園の売店
丸山の烏帽子岩
岩場
御嶽神社
岐阜城
福閻魔大王
展望

 前の山 札ノ尾山・竜ヶ岳 を見る

 次の山 源明山 保慶の岩屋コース を見る

歩いた足跡  
登山口周辺の地図はこちら 岐阜県岐阜市 金華山   登山口付近のMAP
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