覚苑寺山(かくおんじやま)山口県下関市菊川町

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2012年4月1日

覚苑寺参道横 →0:25→ 山頂 →0:20→ 覚苑寺参道横

全歩行時間 45分

下関市の山歩き、雄笠山から雌笠山への周回登山、更に表山と高地山へ登り、時刻はまだ午後4時を過ぎたところ。もう少し時間があるので、次は下関市長府の覚苑寺山へ向かう。

登山口は覚苑寺 史跡 長門鋳銭所跡(写真をクリックすると拡大)

 登山口は下関市長府安養寺3丁目の覚苑寺。この参道横に車を置いて登山を開始、覚苑寺の境内に入ると正面に石段を見る。この石段横には国指定史跡の「長門鋳銭所跡」の案内が立っている。

覚苑寺 乃木希典像

 覚苑寺に参拝し、奥へ進むと乃木希典氏の銅像が立っている。毛利家墓所の案内に従い、そのまま奥へ向かうと、第六代藩主毛利匡広公、更に第十三代藩主毛利元周公の墓所を過ごす。

墓地の横を進む 毛利家墓所の案内

 また、この反対側を進むと西国三十三所観音祭祀の霊場を巡ることができる。6番の千手観世音を見て暗いトンネルを潜り、トンネルを出たところでは7番を過ごす。この先で右に28番への道を過ごし、8番を見る。

トンネルを抜ける 8番石仏

 石段を登り背後を振り返ると、眼下に明るい長府の街並みが広がる。右に分岐を過ごし10番を通過、自然林の下に続く道を辿る。周囲に日差しこそないものの、とても歩きやすい道が続いている。

長府の町並み 明るい参拝道

 順調に三十三ヶ所参りを続けていると、21番のところで右に25番へと続く道を過ごす。間もなくベンチの置かれた休憩所を過ごし、この上には露岩の美しい場所を見る。この先で左右の分岐となり、左に向かうと24番が待っているが、24番は行き止まりで、いずれこの場所に戻ることになる。

周防灘 よく踏まれた道を進む

 途中に現れる露岩からは、木の間越しながら周防灘の展望が広がり、少し心が和む。岩の目立つ道を登ると、やがて岩に彫られた準提観世音の前に着く。岩の色が少し赤みを帯びており、観音様も明るい彩りである。この付近からは眼下に展望が開け、長府中学校や周防灘を挟んだ対岸に九州の工場が見えている。

準提観世音 覚苑寺山山頂

 整備された階段を更に登ると、突然前方が明るくなり、三等三角点の置かれた覚苑寺山の山頂に到着する。手前の大岩には「昭和十四年四月廿九日建之 豊浦小学校」と刻まれているようだ。山頂からは一部南方面が樹林でさえぎられるものの、素晴らしい展望を眺めることができる。

山頂から眺める展望

覚苑寺山山頂から眺める展望

 北には勝山三山と長府権現山、西には周防灘が広がり、南には木の間越しながら九州が見えている。西にはアンテナの建つ一宮竜王山、響灘には霞の中に蓋井島を眺める。山頂に置かれたベンチに腰掛け、周囲に広がる展望を眺めるのはとてもうれしいことである。

展望岩

 しばらく休憩をした後、もう少し先にある展望岩へ向かう。少し坂を下るとすぐに岩の並ぶ展望地へ到着。岩の上からは西に九州、響灘に浮かぶ藍島、蓋井島、勝山三山等を遮るもの無く眺めることができる。こちらも素晴らしい展望である。

展望岩から眺める勝山三山

 美しい展望を眺めて山頂を通過、少々薄暗くなった道を下る。三十三ヶ所の残りの観音様に参拝し、覚苑寺の本堂まで戻る。今年の桜の開花は少々遅く、本日(2012年4月1日)現在では、まだ咲き始めという状態である。最後に覚苑寺の桜を観賞して本日の山歩きは無事終了した。

覚苑寺

覚苑寺山山頂

覚苑寺山から眺める長府の街並み

展望岩から眺める勝山三山

 前の山 高地山 を見る

 次の山 鳩岡山 を見る

歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 山口県下関市 覚苑寺山 登山口付近のMAP

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