石の巷山(いしのこやま) 山口県萩市

2008年2月10日

石の巷山

笛吹公民館 →0:05→ 巡視路入口 →0:20→ bU鉄塔 →0:10→ bV鉄塔

 →0:05→ bW鉄塔分岐  →0:15→ bX9鉄塔 →0:10→ 石の巷山三角点

 →0:10→ 石の巷山山頂  →0:07→ 共同アンテナ

 →0:18→ 堰堤 →0:05→ 笛吹公民館

全歩行時間 1時間45分

 萩市より萩有料道路を通って国道262号に入り、明木川沿いに南下すると蔵屋地区に明木地区への標識が立っている。標識に従い萩市旭総合事務所方面へ右折し進むと、右手に「乳母の茶屋」の建物が見えてくる。手前には「明木市」の説明板が立ち、吉田松陰と金子重之助が伊豆の下田で密航を企てて失敗し、萩へ送り返される際、最後の夜をこの明木宿で過ごした事などが説明されている。

萩市からは萩市旭総合事務所方面へ右折する 「乳母の茶屋」の建物を過ごす

 この先右手に明木第二分団消防車庫を過ごし、信号の先を右折する。次の分岐は右折し、笛吹橋を渡ると正面には昔懐かしい「牛の爪切場」が残っている。この左手に笛吹公民館があり、牛の爪切場の横に車を置いて山歩きを開始する。

信号先を右折する 牛の爪切り場

 本日は中電の鉄塔巡視路を利用して石の巷山の山頂に行き、帰りは笛吹コースを下る一周回りの山歩きを予定する。公民館を出発し舗装路を西に向かうと、民家の庭にはサザンカの花が満開でとても美しい。

牛の爪切り場を正面に見て左に向かう 笛吹公民館を出発

 間もなく正面に「石ノ巷山標高359m」の標識を見て右折し、林道洗谷線に入る。林道手前には「石の巷山千本桜」の標識も立っている。舗装林道を進み、巡視路入口で「←bS bR→」の標注を確認して中電巡視路の階段を登って行く。

石の巷山の標識に従い右折する 鉄塔巡視炉に入る

 檜の植林帯の中を快適に進むとすぐにbS鉄塔の下をくぐる。鉄塔の周囲は明るく、向かいの山を眺める事が出来る。更に巡視路を進むと5分程度でbTの鉄塔に着く。明るい巡視路を進む事更に5分でbUの鉄塔に着き、この鉄塔からはこの先のbV、bWの鉄塔まで眺める事が出来た。

植林帯を進む bS鉄塔の下をくぐる

 この先は植林帯の中を抜ける事になり、山腹につけられた細い道を慎重に進む。すぐに巡視路は下り坂となり、小さな沢を渡るのだが、この沢の流れはとても美しい。この先で枯沢を渡り、シダの間の道を抜けて行くと明るいbVの鉄塔に着く。

山腹につけられた道 小さな沢を渡る
左右にシダのを見ながら進む  bV鉄塔下

 展望のない樹林帯に居た事で明るい鉄塔の下がとても美しく感じる。bV鉄塔を出発し樹林帯の下につけられた巡視路を進んで行くとbV鉄塔からは5分で山頂への分岐に到着、この分岐は右に取る。

明るい道を進む T字路の分岐は右に向かう

 少しずつ高度を上げながらの巡視路歩きが続く。周囲は自然林となり、分岐に入ってすぐにY字の分岐に着き、この分岐は右道を取る。もうこの先は山頂に向かって一本道だ。落葉の敷き詰められた絨毯のような道をザクザクと音を立てながら進んで行く。

Y字路の分岐は右に向かう 落葉の絨毯

 目の前にオレンジと白のカラフルな鉄塔が見えてくれば終わりは近い。突然に車道が目の前を横切るので車道を横断し、階段を登ると右が山頂、左が三角点と書かれた標識が立っている。まずは三角点に向かうので左の道に向かう。

カラフルな鉄塔が見えてきた 車道を横断する
鉄塔に向かう 山頂は右へ

 カラフルな鉄塔の下をくぐり、その先の分岐を左に取り快適な尾根道を進んで行く。三角点まで10分の標識を左に過ごし、どんどん進んで行く。一旦ピークに登った後、少し下りて登り返せば松の木の立つ石の巷山三角点である。北には萩の市街と笠山の展望が美しく、何時まで見ていても見飽きない風景が広がっている。

カラフルな鉄塔の下をくぐる 平坦な道を進み三角点へ向かう
石の巷三角点 萩市街と日本海の展望

 しばらく三角点にて休憩した後、三角点を出発する。快適な尾根道を抜けて鉄塔下をくぐり、そのまま進むと広い石の巷山の山頂に到着した。山頂付近には小さな小屋があり、この中に登山記念名簿が入っていたので記入した。

石の巷山山頂風景

石の巷山山頂付近 山頂には小さな小屋が立つ

 山頂からは眼下に明木の町並みが美しくまるで箱庭のようだ。しばらく周囲の展望を眺めた後、遊歩道に向かって下りていると東に雪山が見えてきた。いったいどこの山だろうかと眺めていると美しい山容から十種ヶ峰である事が分かった。遠く離れていてもやはり十種ヶ峰は美しい山である。

眼下に明木の展望

十種ヶ峰 十種ヶ峰の右手にも美しい山(黒獅子山?)

 再び周囲の山々を眺めた後に遊歩道に到着、右に向かうと笛吹コースへの入口があり、入口手前には「平成16年度学校林ボランティア活動支援事業」の標識が立っている。

遊歩道に向かって下りる 整備された遊歩道
笛吹コースへの入口手前にある標識 遊歩道から笛吹コースを下りる

 明確なる登山道を下りて行くと、シダなどが綺麗に刈られており、この道はとても整備されている事が分かった。左手に大石を見送り、自然林の中を快適に下りて行く。展望はないものの、とても歩きやすい道である。

左に大岩を過ごす 快適な下山道

 間もなく右手に共同アンテナを過ごすと周囲は植林帯に変わる。この先は植林帯につけられた道を一気に下りて行く。周囲に展望はなく、ただ黙々と下りて行くのでとても早く下りているようだ。

共同アンテナを過ごす 植林帯を下りる

 右手に堰堤が見えてくるともう終わりは近い。もう一つの堰堤を過ごし、左に墓地を過ごせばイノシシ除けのトタン板が立てかけてあり、トタン板を跨いで先に進む。すぐにT字路に着くので右折するとその先は登山口の笛吹公民館である。これで一周回りの石の巷山登山が終了した。

堰堤が見えた イノシシ除けのトタンを跨ぐ
T字路を右折する 登山口に到着

 時刻を見るとまだ夕陽に間に合いそうだ。リュックを車に積み込み急いで萩の笠山に向かう。笠山には午後5時半前に到着、展望台に行き西方面を眺めると夕陽のショーが始まった。笠山の展望台から周囲の島々を眺めながらの美しい夕陽のショーをしばらく満喫する。

夕陽を観賞 明神池

 美しい夕陽のショーが終了したので笠山を出発、帰りに温泉に入る事にした。今回の立ち寄り湯は阿武川温泉、この温泉はアルカリ単純温泉で地下1000mから湧き出した温泉だ。源泉は硫黄のにおいが強く、体に良さそうな温泉だ。但しヌルヌル感は期待したほどではなかった。

 温泉を満喫して萩市を出発、途中明木地区を通ると石の巷山方面に光が見えた。あのカラフルな鉄塔には明かりが点いているようだ。しばらく鉄塔の明かりを眺めた後、明木を出発すると左手に名水?が湧き出ていた。すぐに引き返し、この水をペットボトルに入れて持ち帰る。これで今晩も焼酎が美味しくいただける気がする。

石の巷山山頂に立つ鉄塔の灯り 名水?

 碁盤ヶ岳でのルート探し、石の巷山からの素晴らしい展望、笠山からの夕陽、阿武川温泉のアルカリ温泉と今日は一日中楽しむ事が出来た。

石の巷山

赤い実

山頂風景

明木の展望

十種ヶ峰

笠山から眺める夕陽

明神池

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歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 山口県萩市石の巷山 登山口付近のMAP

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