犬鳴山2014年(いんなきやま)山口県萩市須佐町

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2005年4月17日の登山記を見る

2014年3月15日

登山口 →1:00→ 山頂 →0:40→ 登山口

全歩行時間 1時間40分

登山行程図(地図をクリックすると拡大)

  山口県百名山の再踏破は萩市須佐町の犬鳴山。この山の魅力はなんと言っても県内屈指の急坂で、「犬鳴山の坂」と言えばこの山に登った人にとって、忘れることのできない楽しい思い出となる。 

 周南市から国道315号を北上、鹿野を経由して阿東町を通過、右に十種ヶ峰の勇姿を眺めながら進んでいると、ヤマシャクヤクの自生地として有名になった、神角コースを過ごす。過密の方面への入口にはヤマシャクヤクの案内があり、以前この花を鑑賞したことが懐かしい。 

佐々木小次郎の墓の分岐を過ごす 犬鳴山

 山口市から一旦萩市に入り、道の駅「うり坊の郷」を通過、次に阿武町に入ると剣豪佐々木小次郎の墓所への案内を見つける。さらに国道を北上すると、再び萩市に入る。まもなく正面に大きな山が見えてきたのでこれが犬鳴山であることは間違いない。田万川に架かる河内中橋、河内下橋、下山谷橋、上山谷橋を渡ると金山谷トンネルの手前へ到着。前回と同様左の電話ボックスの手前に車を置いて登山を開始した。 

作業道へ入る(写真をクリックで別角度) 災害の跡が残っている

 電話ボックスの場所から少し南へ引き返すと、左(東)側に続く作業道が見えてくる。この側には「周南88km・阿東32km」の案内が立っているので目印となる。さて、作業道に入ると周囲に植林帯が続いているものの、作業道の荒れ方が尋常ではない。これは昨年(2013年)7月28日発生した山口島根豪雨の影響と思われる。 

コンクリート舗装の基部 沢の左側へ進路を採る

 荒れた道を慎重に進み、倒木を迂回しながら進む。やがてコンクリート舗装の基部の露出した場所を通過すると、進路は左側から奥へ続いている。さらに奥へ向かうと植林帯の中に入り、少しの坂を踏ん張ると支尾根の鞍部へ着く。 

倒木帯を抜ける 植林帯の中を進む
鞍部を左折する ピークに着けば右方向へ進む

 ここで進路は左に変わり、自然林の下を登ると最初のピークへ着く。このピークで進路を左に変え、木の間越しに犬鳴山を眺めながら坂を下る。このあたり足下が滑りやすいので注意が必要である。すぐに鞍部へ着き、緩やかな傾斜の道を進むと前方に急な坂が現れた。これが犬鳴山名物の急登である。 

木の間越しに犬鳴山が見える 犬鳴山の急登

 ロープの補助は無く、木々を手がかりに急な坂へ挑む。これほどの急坂で補助のロープのない山は滅多にないので、この坂を登ることができれば、大抵の山には登れるはずである。北に須佐高山を木の間越しに眺め、足下には粉雪を踏みしめ、木々をつかみながら高度を上げれば、まもなく犬鳴山の山頂へ到着する。 

木と地面の角度で傾斜のきついことがわかる 木の間越しに須佐高山を眺める

 二等三角点の置かれた山頂から周囲に展望はなく、以前登ったときに比較すると格段にに木々の背が高くなっている。三角点の置かれた場所から道なりに北へ向かってみたが、冬枯れのこの時期でも茨の勢いが強く、少し進むのにも苦労する状況である。 

犬鳴山山頂 細長い山頂

犬鳴山の山頂風景

 前回登った際にはいろいろな山を眺めることができたようだが、今回はPm2.5の影響により、高山以外は確認することができなかった。山頂にて休憩の後、下山を開始したが、この急坂は下りも大変で、やはり木々をつかみながら慎重に下りなければならない。

国道から眺める犬鳴山

植林帯と木漏日

急登

須佐高山

山頂風景

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歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 山口県萩市須佐町 犬鳴山 登山口付近のMAP

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