阿品山から岩国弥山周回(あじなやま・みせん)山口県岩国市 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
トップに戻る 2013年に登った山リストへ戻る 山名アイウエオ順 2013年10月27日 登山口 →0:05→ 民家前 →0:25→ 34番鉄塔 →0:07→ 35番鉄塔 →0:15→ 36番鉄塔 →0:12→ 阿品山 →0:26→ 道路改修記念碑 →0:20→ 弥山社 →0:15→ 休憩舎跡 →0:20→ 岩国市高感度地震観測施設 →0:15→ 登山口 全歩行時間 2時間40分 「山口県の山(山と渓谷社)」の著者の中島先生、「防長山野への誘い」の著者の金光さん、下松市のHさんと一緒に岩国市の阿品山へ登る。今回のご案内は金光さんで、今年(2013年)6月末の弟見山・あざみヶ岳シャクナゲコース以来4ヶ月ぶりの顔合わせである。
待ち合わせ場所の岩国インター前に全員集合、国道2号を東へ進み、下多田交差点を左折して県道59号に入る。下多田交差点から道なりに2.5km進むと、上阿品地区へ着き、進路が右方向へ変わる地点で直進方向へ左折する。
この道はやはり県道59号で、分岐から約800m弱進んだ付近で右の分岐に注意していると、古びた中電の巡視路標識が立っている。この標識の手前には「阿品2幹47」、少し西には「アジナ分77・阿品2幹48」の電柱が立っている。我々はもう少し西へ進み、右にカーブする地点の左側に少し広い場所があるので駐車した。なお、この横には十一丁の丁塚が立っているので目印となる。
さて、先ほどの分岐まで戻り、奥へ進むと左側に民家が見えてくる。この分岐を左折し、民家前を通って西方向へ進む。左には池が広がり、右にはミツバチの養蜂箱が沢山置かれた自然あふれる地域なので、とても安心安全な蜂蜜が獲れるのだろう。
養蜂箱の横を進み、少しの坂を折り返すと左右の分岐が現れる。分岐の中央にはやはり巡視路標柱が置かれており、左が33番、右が34番である。ここでは分岐を右に採り、34番鉄塔を目指す。
次の分岐は右方向を採り、少しの間木漏れ日の差す快適な道を進む。足下は歩きやすく、ヤブこぎを覚悟していただけに快適な巡視路に感謝しながら進む。間もなく北上方向に34番鉄塔が見えてくるが、鉄塔まで行くには、少し高度を稼がなければならない。
やがて、坂の傾斜が増し、左右にシダが目立ち始めるが、シダの背は低く快適な道に変わりはない。木の間越しに見える風景が美しく、木漏れ日指す巡視路は快適そのもの。岩国弥山を横目に眺めながら進んでいると、民家前から20分で34番鉄塔に到着した。
展望の34番鉄塔から眺める風景 明るい鉄塔広場からは眼下に阿品地区ののどかな風景が広がり、西には弥山が美しい山容を見せている。北には送電線の先にこれから目指す阿品山がそびえている。一番の展望地でのんびり小休止を取った後、尾根道を北へ進む。
快適に尾根道を進むと、すぐに35番鉄塔へ到着、鉄塔下からはやはり弥山が美しい。更に高度を上げれば、36番鉄塔の下に着くが、36番鉄塔からの展望は望むことができない。36番鉄塔から高度を上げること10分で巡視路標柱の立つ交差点へ着く。
阿品山の山頂風景 ここで北へ直進すれば、わずかで三等三角点の置かれた阿品山の山頂へ着いた。山頂周囲は木々に覆われており全く展望を得ることはできないが、山頂付近だけ樹林が刈り払われていた。ここで総勢4名で記念撮影、私にとっては記念すべき700番目の山頂である。
交差点まで戻り、東方向へ少し移動すると、展望を得ることはできないが、空の開けた37番鉄塔の下に到着。この鉄塔広場で豪華昼食を摂ることにした。お餅やお菓子の接待を頂き、おむすびをほおばりながらラーメンを作る。今回はうまかっちゃんだが、山頂で食べるラーメンはことのほかおいしい。
昼食後は弥山へ向かって周回をする。先ほどの阿品山手前の交差点まで戻り、西へ向かって延びている踏み跡をたどる。西へ向かって古いテープが残っており、足下に注意すれば、しっかりと道が続いている。途中の倒木などはご愛敬なので、やはり快適な道と言って良いだろう。
倒木を伐採した後など、木々を乗り越えて進むワイルドな道だが、道はしっかりしており、目印もいくつか残っているので、迷うことはない。阿品山と県道59号との中間点付近で3名の軽装の登山者?と出会う。一体どこへ行くのか気になったが、やはり阿品山へ向かったのだろうか。
中間点付近を過ごすと、この先は快適な道に代わり、間もなく県道59号へ着く。この県道59号の下山地点には、立派な道路改修記念碑が建っていた。これから弥山社へは舗装道歩き、少し南へ進み、「これより弥山みち」の案内に従って舗装道歩きを続ける。
やがて石門を抜け、西に柏木山の展望を眺めながら緩やかな坂を辿る。間もなく現れる左右の分岐を左に採れば弥山社へ、右を採れば赤滝神社と日宛神社、どちらを採っても大した違いはない。ここでは右道を採り、少し進むと赤瀧神社の手前に着いた。
そこで、三社参りの最初は一番西に位置する日宛神社から。階段を登り日宛地区の皆さんの管理されている日宛神社(弥山本社)へ参拝、次に展望台に上に立ち、周囲の展望を眺める。南には岩国錦帯橋空港、更に先には瀬戸内海が広がり、右方向に目をやれば、錦橋付近が一望である。また、北を眺めると、裾野の大きい羅漢山の上には白いレーダードームが乗っている。少々霞気味の展望だが、充分満足できる風景を眺めることができた。
日宛神社の展望台から眺める風景 日宛神社の次は瓦谷地区の皆様が管理されている赤瀧神社(弥山本宮)に参拝、この神社には木彫りの狛犬が健在である。赤瀧神社の次はいよいよ弥山社へ参拝、四等三角点の置かれた弥山山頂からは眼下に岩国市が一望、ここではイチョウの黄葉が間もなく見られそうだ。
赤瀧神社の風景
弥山社の風景 脇に祀られている子育地蔵尊へお参りして弥山を後にする。石段を下り、丁塚を確認しながらのんびり坂を下る。岩の道が美しく、なかなか趣のある参道である。この途中からは阿品山をはっきりと確認することができる。昼食を摂った37番鉄塔も分かるので、山頂付近の状況は一目瞭然である。
間もなく中間点へ到着、以前小休止を取ることのできた由緒ある休憩所は、すっかり整理されていた。休憩所跡を出発、更に坂を下って岩国市高感度地震観測施設前に下り立つ。ここから先は舗装道歩きで、駐車地へ向かって東へ進路を採り、阿品山から弥山社への周回登山は無事終了した。 休憩舎は5年前(左の写真)には健在だった。
34番鉄塔から眺める弥山 阿品山三等三角点 日宛神社 赤瀧神社 弥山社 歴史ある石段と弥山社 弥山社から眺める風景 鉄塔の左のピークが阿品山 前の山 穂高岳・涸沢岳 最終日 涸沢から上高地へ を見る 次の山 福智山 を見る 登山口周辺の地図はこちら 山口県岩国市 阿品山 登山口付近のMAP |